前にも書いたことがあるけど、覇邪の封印には布でできた豪華な地図が添付されていたんだよな。中古屋でソフトを買ったとしても、マップまでちゃんと添付された状態のものがどれだけ残っているかどうか……。
これは難しい……
この話は、「トーキョーN◎VAやサイバーパンク2077の未来は時代遅れか」という話に通じるものがある。サイバーパンクで描かれた身体の機械化や、スペースオペラで描かれた星間旅行、それこそガンダムで描かれる宇宙を生活空間とすることなどは全く一般化していないものの、それらの未来が提示されたのはもうずいぶん前の話であり、「新しい未来の概念」が生まれていないというのは確かにそのとおりだ。
だから、かつて描かれた未来のうち、既に時代遅れになってしまった部分について、現代に合わせる形でアップデートすることはできるけど、さらに先に進めることはできず、目新しいものはない。これについてはコメント欄でもいろいろな理由が言われていて、中には同意できるものもある。
例えば「技術の進歩がハードウェア的なものからソフトウェア的なものに移りつつあって、映像化しにくい」というのは、確かに一つの理由ではありそうだ。フィクションの世界の未来描写とはいえ、現実世界の技術的な未来予想図に拠るところはあるはずだけど(宇宙コロニーの描写とか)、最近はそういった映像的な資料も少なくて、フィクションの世界で採用しようがないというのもありそうだ。比較的新しいものでいうと、機動戦艦ナデシコのウィンドウボールの描写とかはSFっぽくて好きだったんだけど。