色々悪戦苦闘したが、ようやく普通にゲームが進行できるようになった。備忘録を兼ねてここに書いておこう。
例によって、これまでのペルソナや他のゲームと同様、カメラ操作のスティック操作は反転操作でやりたかったのと、SteamDeckは決定ボタンとキャンセルボタンがSwitch等とは反対なので、そこも直せるなら直したかった。
この時、SteamDeck本体の設定でスティック操作とボタン操作を逆にすることもできるが、それをすると、ゲーム中のリングメニューとか、メニューを呼び出すボタン操作とかも全て反転してしまう。画面にガイド表示されるのと毎回逆のボタンを押さなければならなくなるので、感覚的に覚えづらい。
初日はそれでかなり苦労させられたのだけれど、実はSteamDeckの設定はそのままにし、P5X内の設定メニューだけでも、カメラ操作と決定・キャンセルボタンを反転させることができることに遅まきながら気が付いた。こちらで反転させれば、ゲーム内のガイド表示とボタン操作が一致する。このゲーム、ただでさえ使うボタンが多いので、明らかにこちらの方がプレイしやすい。
感想
1日遊んでみて、チュートリアルと序盤に解放される要素は恐らく一通り解放し終わったと思われる。今の感想を書いていこう。ちなみに、最初のパレスはまだ半分しか進んでいない。
このゲームは良くも悪くも「ソシャゲ化されたペルソナ5」であり、「次のペルソナ」を想起させる新奇な要素はない。ソシャゲ化されたことで、ストーリーも薄味になったように感じる。最初のパレスの主は、恐らく意図的にそうされたのだろうけれど、鴨志田の劣化コピーのようなキャラだ。志穂も三島も出てこない鴨志田といえば何となく雰囲気が分かるのではないだろうか。全体的に、あそこまでの「ジョーカーたちが何とかするしかないんだ」というような悲壮感は感じられなかった。
ただ、ソーシャルゲームであまりインパクトの強いストーリーだと、それ以外のゲームシステム部分と齟齬を起こしそうなので、そこを考慮された設計なんだろう。
例えば、ゲーム中ではベルベットルームを訪れるよりガチャが引けるようになる方が前なのだが、そこで「イベント発生前にガチャを引くとストーリーがあべこべになるよ」という警告が表示される。ところが、ストーリー上加入前のキャラがパーティーに加入することについては、あまり説明がない(原神とかと同じだ)。
この辺りを考えるに、あまりストーリーとキャラクターを強く結びつけすぎても、ガチャシステムと嚙み合わせが悪い、ということなのだろう。
そしてそのガチャシステム。こちらも原神などでよく見る、大陸制ゲーム特有の「ガチャ石が何種類もあって非常に複雑なタイプ」だ。
順番が前後するが、今回P5Xをやるにあたって決めていたことが2つある。
1つは、リセマラは絶対にしないということ。初日で攻略動画を探したら大半がリセマラのやり方を説明した動画で唖然としたが、前にも書いたように、私はリセマラ自体が好きではない。リセマラすることでゲームそのものを嫌いになりたくないので、基本的にリセマラはしない。
そしてもう1つは、このゲーム特有の──これも一種の縛りプレイになってしまうかもしれないが──ジョーカー率いる怪盗団のメンバーは、基本的にパーティー内には加入させないということ。強いらしいという噂だが、ストーリーを進めた感じでいうと、ジョーカーの怪盗団とワンダーの怪盗団は、少なくとも今のところメンバーが行き来するどころか全く関係性がない。
強力なキャラクターがいなくてもストーリーは進行できるらしいし、PVP要素とかランキング要素には興味がないので、普通にストーリー上整合性の取れるキャラクターだけでパーティーを組んで進められれば、それでいいと思っている。私の中ではP5はあれで完結している。
ところで、最初はスタミナを消費するのはパレスの探索なのかと思っていたので「仕事から帰って時間がない日にデイリーノルマを消化するにはどうすればいいだろう」と思っていたが、実際には素材が得られるスペシャルバトルのようなもので日課は消化できると知って安心した。オート戦闘でこなせる分、FGOなどよりむしろ時間がかからないかもしれない。
今のところシステムも含め非常に複雑なゲームであり、楽しさが見えてくるのは、恐らくもうちょっとゲーム内容に慣れてきてからなのだろう。今は色々覚えるのが大変だ。