ガチャが難しくなった


 魔人の二刀流の時にも似たようなことを書いたかもしれないけれど、今回の武器熟練度と継承スキルの導入で、一層武器ガチャを引くのが難しくなった。ここでいう「難しくなった」は「引きにくくなった」という意味ではなく「考えることが多くなった」という意味で、むしろ方向性としてはより多くの武器を引く方になりそうだ。
 これまでは、実装される新武器は、基本的にはその武器の性能だけを見ていれば引くかどうかの判断が可能だった。しかし今後はそれだけでは済まない可能性がある。
 例えば、先日私は新武器の白旗を「燃費が悪い」と評したが、今後「攻撃力は高くないが『雷鳴の剣』のようなMP回復能力を持つ片手槍」が実装されたら、燃費の問題が解決して有用度が跳ね上がることになる。また、領域効果を持たない「崩壊」についても「スキルの追加効果を領域に拡大する」みたいな武器がもし今後実装されたら、やはり弱点を克服できる。
 問題は「今まで実装されている武器」の範囲ではなく「これから実装されるかもしれない武器」についても考慮しなければならないことだ。実装時にはそれほど高い評価がされていなかった「ポイポイカプセル」のような武器が、武器継承によって評価が跳ね上がるようなケースが既に発生している。
 一般論でいうなら、複数の武器の性能を組み合わせて使用することができるようになったのだから「平均的に優秀な性能を持つ武器」より「ピンポイントで特化した性能を持つ武器」の方が従前に比べて評価が高くなるだろう。前述の「雷鳴の剣」は、実装当時決して平均的な性能の武器ではなかったが、その武器スキルの威力が破格と言えなくなってきた現在においても、「オンリーワンのMP回復能力を持つ」という点で、今も有用な武器であり続けている。つまり今後も、オンリーワンの性能を持ってさえいれば、旧式の武器でも様々な局面で活躍する可能性があるということだ。
 しかも、このところ実装される武器の多くが非常に複雑な性能を持っているため、組み合わせた時にどんなシナジー効果を発揮するか、正直「やってみないと分からない」ケースが大半と思われる。これを短いガチャ開催期間で情報を集めきって引くかどうか判断するというのは相当難しい。なので、ジェムに余裕があれば「今後活躍する可能性がありそうなら引く」を選ぶプレイヤーは増えるのではないだろうか。もちろん、それこそ運営の狙いなのだろうけれど「想定していない組み合わせでゲームバランスがぶっ壊れる」などということがないといいなぁ、というのが少し心配だ。