私はグループSNEに批判的な言説を持つことが多いが、それとこれとは話が違う。1990年代の前半、SNEがどれだけの作品を手掛けていたか知っているなら、こんなセリフは絶対に出てこない。
自分より知識の少ない人からも、学ぶべきことはある。しかし、誤謬を認めない人から学ぶべきことはない。自分の知識を歪めてしまう。
ただ、私のするべきことは発言者の批判ではなく、他山の石として、同じ轍を踏まないよう心がけることだ。
偉いのか、それとも……?
エンディングには、最後のほうに押井さんの名前も入っています。肩書きは、“予告編承諾”」と前代未聞のクレジットについて紹介して会場を笑わせながら、「再出発するにあたって、HEADGEARのメンバーの名前を全員、載せたかった。押井さんも入れて、これで5人全部入った」と明かすと、その気概に会場から大きな拍手があがっていた。
最初これを読んだ時、出渕さんはさすがだな、と思った。前回あんなことされたら普通は怒るはずなのに、と。
……でもこれ、考え方によっては「あっちは筋を通さなかった。こっちは筋を通した(それもちゃんと全員に)」が半永久的に双方の映像作品にタトゥーとして残り続ける訳だから、ある意味残酷でもある。
でもまぁ、何をされても(それが作品上のものである限り)元監督としては文句を言える立場ではないと思う。それだけのことをやってしまったんだから。