川崎ロッカーの地図を制作者たちが意識しているというのは、私は別の場面で知っている。もう見れなくなってしまったけど、ドラクエウォークに宝の地図が実装された時のCMで、駅のロッカーから宝とモンスターが沢山飛び出してくるシーンがあったんだよね。あれは明らかに川崎ロッカーの地図のオマージュだった。あのCM、好きだったんだけど何で非公開になったんだろう……。
それと、コメントで指摘されているけど、すれ違い通信は別に終了しておらず、今でもできる。
あともう一つ気になったのが、スマホでもできるんだからやればいいのにみたいなコメント。いや……この間も書いたように、今でもDQWで普通にできるんだけど……。
昨日の続き(一番キャラクタークラスが多いTRPGは?)
まず最初に、前提条件を設定しておく。元のレビューの趣旨としては「キャラクタークラスが少ないことによって、キャラクター作成の幅が狭い」ということを問題にしている文脈だったので、キャラクター作成時に選択できない職業は、キャラクタークラスとして存在していても考慮の外にする。例えばアリアンロッドには称号クラスや上級クラス、あるいは特級クラスといった、ある程度レベルを上げないと選択できないキャラクタークラスがかなりの数あるが、これらについては今回は計算に入れない。クラシック・ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズのパラディンやアヴェンジャー、同じくD&D3版シリーズのプレステージクラスなども同様だ。微妙なのはD&D5版のサブクラス。1レベルの時に選択するものもあるのだが、基本的には成長後に選ぶものとして除外することにした(あとは完全に主観だが、例えば「献身の誓い」(パラディンのサブクラス名)というゲームタームをキャラクタークラスと呼べるのか、判断に苦しんだというのもある)。
また、ダブルクロスのカヴァーやラクシアライフの一般スキル等、オーヴァード/冒険者としての能力を規定するものではない分類については、これらを入れるとキリがなくなるため、今回は除外した。
本題。一番キャラクタークラスの多いTRPGは?
カオスフレア・セカンドチャプター
個人的には、2位に挙げるゲームの方が上だと思っていたので意外だったが、調べてみたところダブルスコア以上の差をつけてこちらがトップだった。
カオスフレアが1位になったのには理由がある。このゲームは、メインの舞台がいわゆるファンタジーっぽい世界(オリジン)で、そこにサイバーパンクやスペースオペラといった異世界が侵略してきて、それを地球から転移した助っ人が防ごうとする、というのが基本の構図にある。つまり、ファンタジーのキャラクタークラスも、サイバーパンクのクラスも、スペースオペラのクラスも、侵略してくる異世界(ミーム)が増える度にクラス(ブランチ)が増えるのだ。しかも、オリジンのブランチは「ファイター、シーフ、クレリック、メイジetc」なので、文字通りのキャラクタークラスである。
私が結構ハマってプレイしていたのは初版で、その頃はミームの数も9だったのだが、その後長くサポートが続くにあたってミームが追加されていき、今ではその数なんと26。それに伴い、キャラクタークラスに相当するブランチの数も164に達している。
ウォーハンマー
2位はウォーハンマーだ(出典は文庫版)。このゲームのキャラクタークラスの数は初期選択可能なものに限っても63である。
ただ、こちらの63にもちょっとしたからくりがある。このゲームのキャラクタークラスは、ファイター系とローグ系、レンジャー系、アカデミック系という4つの系統に分かれるのだ。これがいわゆる戦士とシーフ、狩人と魔法使いを現している。
全てのキャラクタークラスはこの4つの系統のキャラクタークラスのいずれかに属し、さらに63に細分化されるということになる。また、ウォーハンマーのキャラクタークラスはいわゆる「経歴」を表してもいる。ダブルクロスでいうところのカヴァー、ソードワールドでいうところの、ラクシアライフに掲載された一般技能に近い。家畜泥棒や漕ぎ手、小売商なんていう職業名を見れば、冒険者として活動している時のパーティー内での役割分担によるものというよりは、冒険者をしていない時にどのような生業を持っているかという意味合いが強いのがわかる。
しかし、そこで得た技能は紛れもなく冒険中に活かされるものであり、単なるフレーバーやロールプレイの材料ではないため、ここでは一応キャラクタークラスのくくりに入れさせてもらった。
ワープスファンタジー(WARPS)
3位はワープスファンタジー。キャラクタークラスの数は35である。ただ、この先は僅差だ。そんななか、このゲームの最大の特徴は、ルールブック全体のページ数に比して、キャラクタークラスが多いことだろう。例えばこのゲーム、基本ルールと最初のサプリでルールが総ページ数80ページしかないにもかかわらず、掲載されているクラス数は25もある。同デザイナーによるダブルムーン伝説も同じ傾向があったので、恐らくキャラクタークラスを沢山用意するというのがデザイン思想だったのだろう。
以下、トーキョーNOVAが33、PCの出身地域固有クラスというルールのある阿修羅ファンタジーとアリアンロッド2Eが31と続く。なお参考までに、SW2.5は24(ラクシアライフの一般スキルを含まず)である。
キャラクターの種族の数についても、キャラクタークラスの数についても、実は同じ傾向がある。「種族が多い!」「職業が多い!」を売りにしていたちょっと古いタイトルと、比較的新しくてサポート期間の長いタイトルが1位、2位を争っているのだ。
結論……?
2日に渡って、私が色々なルールブックをひっくり返した結果を書いてきた。しかしここまで読んできた方は既にお分かりのとおり、一見客観的な指標にしやすいように見える「キャラクタークラスの数」一つとっても、何をキャラクタークラスと定義するか、どのような条件を設定するかによって如何様にでも変わる。マルチクラスできるゲームはどう数える? キャラクタークラスの違いが能力値にしか影響を及ぼさないゲームは……?
何が言いたかったかというと「TRPGのルールブックに点数をつけてレビューしようとするのはナンセンス」ということだ。一番定量的な基準を持ち込もうとしたところでこの有様だ。ルールブックをマニュアルとして見るならある程度客観的な指標は作れるが、マニュアルとして読みやすいルールブックが必ずしもゲームそのものの評価とは一致しないのは言うまでもない。ストーリーを評価することすらできないという点では、コンシューマーゲーム以上に評価するのが難しい。
なので、昨日と今日のエントリは、話のネタ程度に見ていただけると嬉しい。ただ、実際のルールブックの記載を手で追って数えているので、カウントミスについてはどうかご容赦願いたい。
明日はおまけのエントリ、「一番ページ数の多いルールブックは?」だ。
