カオスフレアの制限プレイの話


 このブログでも何度か取り上げているが、カオスフレアの最大の特色は、ファンタジーやサイバーパンク、スペースオペラなど複数の世界観が交じり合う世界設定になっていることだ。プレイグループで遊び始めた頃は、ファンタジーのキャラをやりたい気分のプレイヤーも、SFのキャラをやりたい気分のプレイヤーも一緒に遊べる! みたいなノリでキャンペーンをやっていた。
 そんなある日、GMをやっていた私はあることを思いついた。当時私は、ふぃあ通でも時折話に出る「ミドルフェイズの情報収集で行き詰まった時にどうすればいいか」に頭を悩ませていた。NOVAはカードを回していくことによって打開できる。しかし、NOVA以外のゲームの場合には……?
 そんな時に思い付いたのが、カオスフレアの制限プレイだ。
「今日は異世界クロスオーバーものではなくて、ファンタジーTRPGで遊びたい気分だな。でもカオスフレア以外のタイトルだと、ミドルフェイズが上手く回せる自信がない……」「それなら、カオスフレアをファンタジーTRPGとして遊べばいい」それも、手間がかかる上にバランスをブレイクする可能性のある、オリジナルルールやオリジナルデータは一切必要ない。
 具体的には、カオスフレアで、舞台を「異世界からの侵略の手のほとんど及んでいない地方」にし、PCの出身を「オリジンかコラプサーかアムルタート以外選択不可」にした。地球出身を表すフォーリナーすら封印する。ファンタジー世界を表すオリジンのシングルミームにしなかった理由は、このファンタジー世界の「魔王」は、オリジン所属ではなくコラプサー所属だから。また、アムルタートは確かに異世界からの侵略者なのだが「ドラゴン」を意味するので、ファンタジーの世界観を壊さずに参加できることからアリにした(今やるんだったらアルシャークとかも入れるだろうな……)。
 これで「ミドルフェイズをカオスフレアのルールで回せるファンタジーTRPG」の出来上がりである。
 プレイヤーにしてみればキャラクター選択の幅が狭まるだけのように思えるけれども、不思議とプレイグループ内から反対は出なかった。それだけ「ミドルフェイズに敵と、あるいは味方同士でカッコいい台詞を掛け合いしまくるだけで、リソースがじゃんじゃん貯まってクライマックスでカタルシスが得られる」システムは心地よかったのだ。また、この制限プレイは特殊な世界設定やオリジナルデータに拠る部分がないので、普通のカオスフレアのキャンペーンに(なんだったら違うGMのキャンペーンにも)そのままキャラを持ち込めるというのも、プレイヤーからすると大きなメリットだったようだ。