DQX国勢調査

【4周年記念】国勢調査 4th Anniversary (2016/9/10)


 FF11ではやらなくなったという国勢調査。これ結構楽しみにしてるんだよね。
 性別と種族分布は、大量に新規が流入してくる要素でもない限り大きな変動はないはずだ。例外があるとすれば、変更が利く「人間」の割合だけだ。逆にいうと、数値の変動の大部分は人間絡みという推測も成り立つ。

真の勝者は……

 驚いたのは職業分布だ。去年との比較で明暗がくっきりと分かれている。新職業の占い師は物珍しさ、あるいは集計日が職業クエスト実装日だったことからくる比率の多さということでちょっと除外すると、魔法使い、武闘家、盗賊、魔物使いが比率を落とし、その分バトルマスターが躍進しているのだ。何しろこの表の中で、前年比で割合が増えているのは戦士、賢者、バトルマスターだけで、うち戦士と賢者は1%増、バトマスは8%増である。
 といっても、私自身はほとんど実感がない。むしろ去年の方がバトマスで動いていたくらいだ。真・刃砕きの修正以降戦士の使い勝手が良いので、むしろ戦士を重宝しているのだが……。
 逆に、比率が落ちた職業の方が考察しやすい。魔法使いは去年が魔法使い万能状態だったのでその反動。魔物使いは純粋に、これまで日替わり討伐で必須だったのがそうでなくなったため、実働時間が減ったからだ。
 問題は武闘家と盗賊だ。この二つが一気に減ったのは、共通の主力武器である「爪」の信頼度が落ちたからだ。魔物使いまで含めるなら、爪を使う職業が全部人気下落している。両手剣の強化もよく言われるが、バトマスがこれだけいる以上、両手剣以外のどこかに活路を見出している人が多いはず。DQXはスキル振り直しの代償がやたら軽いので、超高価な武器が持ち腐れになってるとかでない限り、爪ほど深刻ではなさそうだ。
 その後の武器分布でも、ほぼ上記の事情を反映した結果が出ている。
 あと、この考察は公式にしてはちょっと甘いと思う(あるいはわざとなのか?)(笑)。

まもの使いは前年度から変わらずアポロンのオノの採用率が1位。属性効果があり、有効なシーンもある武器ですが、なんとなく持っていたオノを装備してみたという様子でしょうか……。


 なんとなくじゃなくて、魔物使いを使う場面が週討伐と宝珠集めくらいしかなく、どちらも属性耐性が問題になりにくいので、属性ベルトとアポロンの斧の組み合わせがまだ現役、って話だ。これがもし魔物使いをピラや強ボスで使うとなれば、耐性の問題でアポロンは出番がなくなるはず。つまりそれらのコンテンツには魔物使いの出番がないよ、というのを示してるデータだろう。


 職業と武器だけでなく、国勢調査の結果からは色々なものが読み取れる。実に興味深い。まさに「それを捨てるなんてとんでもない!」だ。