午前中は用事があったので午後の遅い時間からの駆け足になっちゃったけど、秋葉原に行く用事があったので覗いてみた。
こうして他の人の絵と並べられて比べられるというのは、描く人にとってはプレッシャーになるんだろうか?
まず印象に残ったのは、末弥先生の絵の浮きっぷり。末弥先生の絵はもちろん素晴らしいんだけど、他99人がほぼ「美少女絵師」だったので(女の子を描いていない人は一人もいなかったはず。ちなみに公式サイトにあるテーマは美少女ではなくて「日本」)、ぱっと見で受ける絵の印象の違いがすごい。
それと1枚目がうめてんてーだったのはタイムリーすぎた(笑)。
また一口に美少女を描く絵師といっても、背景の描き方などには個性が出るんだなぁというのが正直な感想だ。反対に人物の造形は、もちろん一人一人の個性はあるんだけど、ある一定のベクトルに向いているようにも見えた。
ちょっと前にイラストレーターの緒方剛志さんが「自分は今風の絵が描けない」とツイッターで呟いていて、ロールアンドロールの表紙などを見る限りでは「どこが?」と思っていたんだけど、なるほどこうして99人の絵を並べられると、緒方さんの絵の方向とは確かに微妙に違うのかもしれない。緒方さんは機械と背景が描ける人なので私は好きなんだけど。司淳さんの絵すら微妙にメインストリームからは外れてるように見えたからな……。
そしてこの100人に、かつてコミケの女王と呼ばれた人の絵(名前の頭に数字の入ってるあの人ね)がないのを見て時代の流れを感じたり。……あれ? でもそういえば葉っぱ系の人もいないな? これってフリーの絵師じゃないと参加できないとかだったんだろうか。