エマージェンシーコールではこう言っている


 2077の新型マックスタックのエマージェンシーで、警察無線が何と言っているのかようやくわかった。

 All units - suspect is a confirmed cyberpsycho! Do not engage! A MaxTac squad has been dispatched.
 (全部隊へ、容疑者はサイバーサイコであると確認。退避せよ。マックスタック部隊が出撃した)


 前にナイトシティの教育系テレビ番組で「サイバーサイコに遭遇したらマックスタックの攻撃から身を隠せ」って言ってたけど、警察無線がこう言ってるってことは、マックスタックは一般警察も容疑者と区別なく射殺するっぽいな……。
 まぁ、エッジランナーズの冒頭とかを見る限り、あんな密接距離でフルオート射撃しまくってたら、フレンドリィファイアを回避しようもないけど……。

これはアメリカじゃない

togetter.com


 これを見てすぐにダーティペアフラッシュと分かった人がいるのは凄いな。ユリがほとんど一瞬しか出てないのに。
 このシーン、コメントで解説してる人がいるけど多分それでも説明としては足りてなくて、そもそもこのシリーズ(フラッシュの第2シリーズ)自体が「惑星全体が各時代の地球を再現したテーマパークが舞台」という設定で、しかも物語の舞台になるのは「1990年代の東京を模した場所」だけ。本来の設定であるスペースオペラ的な世界観はバックヤードでしか登場せず、あたかも「現代(OVAの発売自体が1990年代)の東京を舞台にしたダーティペア」にしか見えないというメタ構造の作品だった。
 前に第1シリーズを見て微妙な感想だったことを書いたけれど、この第2シリーズもちょっと……。上記のメタ構造には物語的な必然性はなく、SF的なアイデア等を考えずに済ますためのようにも見えたし、ぶっちゃけ作画レベルもあまりよくなかった。


 実は、少し後の時期で全く同様に「旧作のリメイク作品」の「スペースオペラ」で「古い地球がモチーフ」が舞台、「現代地球人にとっては馴染みのある現実世界の技術」と「架空の未来世界の超技術」が両方登場する、「太陽の船ソルビアンカ」っていう作品がある。
 こちらは「かつて星間ワープ技術など超技術を開発した人類が、宇宙戦争で衰退し、場所によっては技術が20世紀レベルまで退化してしまっている」という筋書きで、設定に説得力と必然性があった。どう見てもヨーロッパにしか見えない街並みの上空に、巨大宇宙船が突如ワープアウトするシーンは超カッコよかったし。


www.b-ch.com(こちら公式配信サイトの17:30秒くらい)