押井守監督「パトレイバー」を実写映画化? ニコニコ生放送でポロリ
私は基本的に続編物が好きで、ずっと昔に完結した作品でも続きを切望している作品が多い。パッと考え付くだけでも20くらいのタイトルは挙げられる。
しかし、その中にパトレイバーの名前は入っていない。この作品だけは、私はもう終わってほしい、続きを作らないでほしいと心から願っている。
あれほど自分で作った作品を貶め、ともに作品を作った仲間たちをバカにし、ファンを裏切った監督に、もう同じ作品でメガホンは取ってもらいたくない。
脳裏には「要は金目当てだろ?」というコメントしか浮かんでこない。しかも「実写」ときたもんだ!
この話がゆうきさんあたりからのリークなら「おおっ」と思うけど、よりによって押井氏と鈴木氏の対談の中でのリークとは。ファンとしては最悪な気分だ。彼は過去に「第二小隊にはもう興味ない」とコメントしていたはずだが。それに、押井氏の実写作品で、まともにヒットしたものは皆無と言っていい。
列挙するだに不安しか浮かんでこないのだが、パトレイバー自体も現代に翻案しないと時代遅れな要素がいろいろある。パトレイバーの世界には携帯電話すらない。今の押井氏が儲かるという理由だけでパトレイバーを手がけるなら、その辺りの設定を詰めるつもりがあるとも到底思えない。そもそも、ヘッドギアのメンバーはもう全員でプロットを詰めたりできる状況じゃないんじゃないのか?(詳細は書きませんが、知りたければキャラクターデザインあたりでググってみてください)
もちろん、神山監督の攻殻のように、押井氏の手を離れて新しい監督がメガホンを取り、ゆうきまさみさんの了解のもと、第2小隊ではなく今の新しいパトレイバーを一から作るというのならまだ理解できるし、応援もできるのだが。
それにしても、昨日こんなニュースを目にしたばかりなのに。
アニメ監督佐倉大(北久保弘之)氏による、アニメージュ/イノセンス/ジブリに関する裏話(ジブリの声優がアレな理由など)
途中の原作者を無視したエピソードとか見てると、鈴木氏と押井氏が組むのなら、ヘッドギアの他のメンバー全員ガン無視で実写映画作るぐらいはやりかねない気がする。そして原作ファンががっかりする出来になるのも目に見えている。イノセンスは絶対に許さないよ(原作ファンとしては映画の1作目もあまり好きではないが)。
そして井上さんは相変わらずだな、おい(笑)。