あのリッジはマジで酷かった

4/28 値下げゲーム情報 バンダイナムコのレースゲームRidge Racer Slipstreamが無料へ


Ridge Racer Slipstream レビュー - 爽快高速ドリフトレーシング登場!リッジ感は薄いけど、面白いから気にしない。

リッジレーサーナムコというと古くからのiOSゲーマーは『RIDGE RACER ACCELERATED』の悪夢を思い出すかもしれない。
が、『Ridge Racer Slipstream』はハイクオリティなリアル系レース『Race of Champions』を制作したINVICTUS GAMES 制作で、今作もそのクオリティは健在。


 まぁ、iOSリッジの酷さは前にも書いた気がするけど、リッジレーサーという看板タイトルを外注に投げてるという事実の方に驚いたかも。こういうゲームこそコントローラがあれば、といつも思ってしまう。
 実は、あるサイトで「iOSでDualShock3を使うにはUSBホストケーブルで繋ぐだけでよい」と書かれているのを見かけたのだが……今一つ信じられないというか。Windowsマシンですら特殊な場所からドライバを入手してこないと対応していないのに、iOSで脱獄もなし、ケーブル一本だけで繋がるとは到底思えないんだけども。他のサイトで同じこと書いてるところも見当たらないし。

読者層の違いとはこういうこと

ゲーム機はいらなくなる?ストラタスの破壊力


 こんな記事を見つけたのだけど、これは「非ゲーマーが非ゲーマーに向けた、ゲーム関係の企業に投資を行うための参考資料としての記事」なのだろう。ゲーマーにとっては重要な視点が抜け落ちている。例えば「重量がデュアルショック3の3分の1しかない」という点。この記事ではそれがまるで利点であるかのように書かれているけれど、ゲーマーの視点からすれば軽すぎるコントローラーは使いづらい。

 ゲーマー向けの記事はこちらだ。


iOS用コントローラー SteelSeries Stratus Wireless Gaming Controller 最速レビュー 〜昇竜拳コマンド、できました〜


 コントローラーそのものが軽いだけでなく非常に小さい。そして、実際にこれを使うとなると、携帯ゲーム機と異なり移動中にコントローラーとスマホ本体を両方独立した形でホールドすることはできない。移動中に使うことを想定するなら本体に固定するアダプタのようなものがないとキツいし(実際そういうコントローラーもある)、そうでないなら大きさを小さくする意味は可搬性の良さくらいしか見出せない。
 さらに付け加えると、コントローラーを探していて実感するのは対応機種の問題だ。Apple公認のコントローラーであるG550ですら大部分のゲームが対応しているとはとても言えない状況で、ゲームによっては操作の一部が対応していても、場面によってタッチ操作が必須だったりする。このストラタスも、どこまでアプリが対応するかという問題からは逃れられない(実際私の手元にあるアプリは半分以上非対応)。
 また、ゲームが対応していても本体が対応していない場合もある。私自身がコントローラーを探すにあたっては、ストラタスは比較的早いうちに選択肢から外れている。理由は簡単で──ストラタスはiOSが最新、ハードウェアも現在ほぼ最新か一世代前のもの以外は対象外なのだ。これも東洋経済の記事には一行も書かれていないのだが……。


 東洋経済の記事はまさにタイトルにある結論部分を言いたくて書かれたもので、コントローラーとしての出来などどうでもいいのだ。何しろ「ゲーマーが絶賛するコントローラー」ですら「2本のアナログスティックを両方内側に入力すると干渉する」レベルである。要するにiOS用のコントローラーというのは、コンシューマ視点からすればまだまだ真面目に取り組まれていないデバイスなのだというのが、このところコントローラーを探し回っていた私の実感である。