40分になった7秒

 ちょっとテンションの下がることがあったので、景気づけと気分転換にまた映画に。



http://www.b-ch.com/contents/feat_garupan/


 そもそも7/5初日と知っていたらX−MENは後でもよかったんだけど、知ったのが6日の深夜だったので……(笑)。
 さて、例によってネタバレのため以下は折り畳みで。













アンツィオ高校はテレビどおりに負けた(笑)。つまり、あの伝説の7秒間はちゃんと使われていた、ということだけど。


・実は、上に紹介している公式サイトで冒頭5分間は無料公開されている。事前公開の画像もここから取られたもの。


・モブの女生徒たちはずいぶん目つきの悪い瞬間をスチールにしたものだな、と思っていたけど、蓋を開けてみたらまんま「マフィアのボスと取り巻きのチンピラ」っぽくてふいた。


・事前にゆかりんがまた潜入するというのは公開されてたけど……なんと、今回はバレない。それどころか再会しても気づかれすらしない(笑)。


・超秘密と言いながら、新規購入したP40のことをべらべら喋るペパロニ。そしてコロッセオでお披露目してご満悦のアンチョビ。写真撮りまくられてるじゃねーか(笑)。しかし、ドゥーチェコールが上がるあたり、カリスマはありそうだ。


・公開前に一番気になっていたのは「コミック版のようにシリアスで行くのか、それともコミカルな方向で行くのか?」ということだったのだけど……↑を見て分かるとおり、雰囲気はコミカル、というかほとんどギャグ(笑)。


・完全に追加、かつ不意打ちだったのは「カエサルの幼馴染がアンツィオ高校にいる」という設定。しかも、てっきりモブキャラの誰かかと思っていたら……。


・ライバルの存在が「羨ましい」と語るみぽりん。ということは、ダージリンもカチューシャもまほも、みぽりんにとっては「ライバルではない」ということなんだろうなあ。


・練習風景と、後の話への伏線が。風紀委員チームへの搭乗命令と、ポルシェティーガーのレストアシーン、そして、みぽりんにスルーされるねこにゃー。みぽりんお前、1話では自分がコミュ障だった癖に、一生懸命話しかけようとしてるねこにゃーをガン無視するとはいい度胸だ(笑)。ところで、このシーンでみぽりんが「○○高校(聞き取れなかった)はリーダーが強くて黒森峰でも苦戦した」みたいなことを言ってたと思うんだけど、これ劇場版への伏線……だよね?


・開戦前の顔合わせでいきなり誰かを探し出すカルパッチョ。幼馴染ってお前かよ!


・他戦車からの報告を受け取り、アンツィオが不正をしているのでは? と指摘する華さん。視聴者から見ると唐突だけど、時間の流れからするとサンダースに盗聴された直後なんだよな、この試合。


・書き割りで欺瞞作戦って発砲されたら即バレる気がするが……(笑)。アンチョビはみぽりんが慎重な性格で、いきなり発砲してこない性格だと読んでいたんだろうか。


アンツィオVS大洗は、各所で「今までの大洗戦とあべこべの構図」になっている。欺瞞作戦もサンダースで大洗が採った作戦だし(土煙立てるあれね)。これまで他校戦では「重装甲の相手戦車に砲が効かず、機動力を生かしてあの手この手で工夫する大洗」だったのが、89式やウサギさんチームの戦車が機動力で上回る相手に翻弄され、前後から銃撃を浴びまくる(しかし機銃なので白旗が立たない)。


・しかもなんと、攻撃を受けても白旗が立たないとその場でリカバリして戦線に復帰してくるカルロヴェローチェ。どうでもいいけど、横倒しの戦車から這い出て一生懸命車体を立て直すモブ搭乗員かわいい。


・今回の戦いの鍵を握っていたのは、どうも副官のカルパッチョっぽい。彼女が三突をフルマークしていたので、大洗は事前に用意していた「三突が相手の射程外からフラッグ車のP40を狙う」という作戦が採れなくなったからだ。しかし「三突ならP40のどこに当てても有効打」というのは、決勝や準決勝の重装甲軍団のことを思うと泣ける性能だ……。


・だが、逆にカエサルカルパッチョを釘付けにしたため、カルパッチョは副官としての戦闘指揮がほとんど取れないままになってしまった。実際、他戦車に指示を出すシーンは冒頭のマカロニ作戦開始の場面しかない。そう考えると、アンツィオ戦の殊勲賞はカエサルということになるのかも。サンダースのナオミやプラウダのノンナの性能を考えると、カルパッチョが早々に三突を撃破してそのまま戦闘指揮に戻っていたら、大洗は勝てたとしてももっと苦戦させられていたと思われる。


・しかし、40分で食事するシーンが3回も4回も出てくるとは、なんという飯テロアニメ……。


・スタッフロールに蝶野教官とエリカの名前があって、あれ? 登場したっけ? と思ったら……。


・ちゃんと、10話の決勝前の顔合わせにアンチョビが来なかった理由が語られていた。アンツィオ高校は他のどの高校よりも早く会場に着いていたものの、その場で宴会を始めてしまい、試合が始まる頃にはチーム全員(カルパッチョも!)すっかり寝こけており、試合終了まで目を覚まさなかったという……アホかーい!(褒め言葉)


・そして劇場版予告。チラッと見えた新キャラは……知波単学園、か……?


・会場先行販売だったブルーレイは速攻初日に売り切れたと聞いて、正直観に行くか迷ったんだけど……観に行った価値はあった。戦車の駆動音と発砲音の迫力は、劇場の音響で聞くとマジで半端ない!