ソシャゲ仕掛けのオレンジ

ヒットは全てを解決する。そしてmixiは皮だけオレンジで中身はほぼソシャゲの塊となった。


 ははぁー。一時期あれだけ落ち込んだミクシィがねえ。こりゃどこの会社もソシャゲに手を出すはずだわ。

ついにそっちに行ったか

ファミ通リニューアル。スマホゲームも家庭用ゲームと同等の扱いへ。


 ブルータスお前もか、って感じ。ただ、前にも書いたけど、ソシャゲやってる人たちがファミ通買って読んでるとか聞いたことないし、そもそもこの記事に書かれているとおりファミ通は業界の人がソフトを仕入れるのに使っていたんだとすれば、ソシャゲにはまったく無意味な存在だと思う。
 このブログの人は、旧来の力関係を使って独占インタビューや先行情報やシリアルコードを入手できるっていうけど、そもそもソシャゲのヒットメーカーはほとんど既存のメーカーとは被ってないし、ソシャゲのユーザー層の大半は「お金を使わずプレイする」層なんだから、無料でネットで読めるまとめサイト攻略サイトがあるのにわざわざ有料の雑誌を買って読むだろうか。今までいろいろ協力関係を結んできた小売店にしてみれば「ファミ通にすら見捨てられた」と思うだけじゃないか?
 ファミ通がそっちに傾斜するのは、なんとなくWindows8が半端にiPad目指そうとして失敗したのと似た雰囲気を感じる。私には成功するビジョンが見えない。むしろ「日経が不況の記事を書いたら不況になった」ではないが「ファミ通の方針転換が家庭用ゲーム機の市場にトドメ刺した」みたいにならなきゃいいけど。
 あるいは、もっと悲観的な言い方もできる。元々旧来のゲーマー層をターゲットとしていたはずのファミ通が、ここ何年にも渡り「源氏の小手」だの「誤植だらけの攻略本」だので不信感を抱かれ、ただでさえ訴求力が落ちていた(私は「赤だけかな最悪は」で見捨てた口)。それに加えてゲーマー嫌いのソシャゲ方面に舵を切ることで旧来の読者を失い、新しい顧客も開拓できずに沈んでいく、という未来は十分にあり得る。
 というか、取り込むならそっちじゃなくてアルカディアの方が近いと思うのだが……。