食わず嫌いはよくないという話(その1)

 DQXのお話。この間もマウントの話だったが、今回もマウントの話題である。
 ドルゴール、というアイテムがある。



 上の動画に出てくるマウントそのもの*1ではなくて、乗った時のBGMを変えるアイテムである。
 FFをプレイしていると「あれ?」と思うのだが、DQXでは初期状態だとドルボードに乗ってもBGMが変化しない。FFでいうチョコボのテーマみたいなものがないのだ。しかし「ドルゴール」を使えばBGMを変化させることができる。
 というとプレイしてない人からは「すわ課金アイテムか?」と思われそうだ。実際、ドルゴールはPCの強さにはまったく影響を与えないアイテムなので課金アイテムでもおかしくなかったが、これは課金アイテムではない。入手法は「カジノコイン10万枚と交換」である。


 私は実装当初からドルゴールが欲しかったが、半ば諦めていた。というのも私はギャンブルが嫌いで、たとえインゲームだったとしてもカジノで遊ぶことはほとんどないからである。一回だけどんなものか試してみたものの、2万ゴールドと交換したコイン1000枚は一瞬で消えた。しかも、カジノで遊ぶことを促進するためだろうけれど、手持ちにコインが1000枚以上あるとゴールドとの交換ができなくなる。つまりカジノ外で稼いでドルゴールを入手することはできないシステムになっている。


 すると、あるチームメンバーが「すごろくがいいよ」と勧めてくれた。すごろくも存在は知っていたが、遊んだことはなかった。基本的にパーティプレイが前提のコンテンツだからである。カジノフロアで募集が飛び交っているのは知っていたが、縁のない身には募集要項が暗号にしか見えない。しかも、一回で40分〜1時間ほども拘束されるという。だから、チームメンバーに勧められることがなかったらすごろくに触れることもなかっただろう。
 参加前にはHPなどで予習したけれど、入手できるコインの枚数などについては半信半疑だった。枚数が正しいなら、きっと条件が厳しいのだろう、と。コイン狙いでいくとボスを倒すのが難しくなるというから、倒せないと全部パーになるとかそんな感じではないか、と。



 結論からいえば、そんなことはなかった。


 所要時間はほぼ聞いていたとおりだったが、準備も注意点もほとんど必要ない。「遊ぶのに必要なチケットを持参すること」と、「コインを狙うのであれば盤上の特定のルート*2を通ること」、「ボスを狙わないのでダーマ神殿のマスに止まっても基本転職しないこと」くらいか。あとはレベルも装備もいらない。
 40分〜1時間程度が1ゲームで、入手できるカジノコインが50000〜80000枚ほど。ゴールドに換算すると160万ゴールド分ほどが手に入ってしまう。攻略サイトで最初これを見た時「桁間違いか?」と思ったくらいである。*3何よりすごろくは、運営からプレイチケットが送られてくるので元手がかからない。カジノの他のコンテンツが閑古鳥になってしまうんじゃないかと見当違いの心配をしてしまったほどだ。


 これが、諦めかけていたアイテムが予想外にあっさりと手に入ってしまった顛末である。もし私のように「カジノは好きじゃないけど欲しい景品がある」という人がいて、すごろくをやったことがいない人がいたら、是非一度やってみるといいと思う。そんなの私くらいしかいなさそうだが……(笑)。

*1:ドルボードの一種で恐らくサファイアプリズムと思われる。

*2:例えば、雪原であれば左側のルート。ゴールド系の敵が多数配置されているので見ればわかるレベル。

*3:うまくしたものでカジノコインからゴールドへの交換は一切できないので、ゴールドの価値が落ちることはない。