出る新作の数を考えれば当たり前

次々と新作が登場しては数カ月で終了していく――17年にサービス終了を発表したスマホアプリ&ソシャゲは?


 「ヒット作となるのはほんの一部」なのを「厳しい状況」と評するのはどう考えても見当違い。昔と何も変わらない。パッケージゲーム全盛の時代だって「ヒット作となるのはほんの一部」だった。それがサービス終了で二度と触れなくなるという形を取るか、取らないかというだけの話だ。
 ちなみにキャッチの文句についても、ヒット作も同じようなキャッチを使っている(例えば「グラブル 豪華声優陣」でもヒットするページがある)ので何ら傾向を示していることにはならないと思う。「ソシャゲが総じてそうだ」というだけのことだ。


 そして一番同意できないことは、数あるソシャゲの終了と、エミル・クロニクル・オンラインの終了を並べて語るのはどう考えても無理があるということだ。「エミル・クロニクル・オンライン』をはじめ、ここ最近はスマホアプリゲーム&ソーシャルゲームのサービス配信の終了を告げるニュースを目にする機会が多い〜」も何も、エミル・クロニクル・オンラインスマホアプリでもなければソーシャルゲームでもない。かつてはれっきとしたヒット作であり、そのスマホアプリやソーシャルゲームに滅ぼされた側だ。どさくさ紛れに被害者加害者を一緒くたにされても困る。