おお、これだこれ

電卓に続き、MSXでも価格破壊を行ったカシオの機種「PV-7」


 私が最初に買ったPCは、まさにこれだ。今考えると、両親がこれを買ってくれたのは、まさに「安かったから」なんだろう。

 ただつくづく感じるのは、三つ子の魂百までというか。「私は昔から保守的だった」みたいなエントリを、もう10年近く前に書いたことがあるけど、再認識したというか。
 何の話かというと、下位互換性の話である。私が下位互換性にこだわるようになったきっかけを考えていったときに、ふと思ったのが、それってMSXMSX2を買った時からなのでは、ということだった。ファミコンからスーパーファミコンへと移行した同世代の子供たちからすると、ソフトウェア資産はその都度リセットされて当然なのかもしれないが、MSXからMSX2に移行した私には、それは当たり前のことではなかった。
 私がSwitchやPSPgoの外部出力──携帯ゲームと据置機の切り替えにこだわるルーツも、昔買ったPC-EngineGTにあるとすれば、ゲームの原体験というものはゲーマーに大きな影響を与える──のかもしれない。考えすぎかもしれないが(笑)。