『ファイナルファンタジーXIV』佐藤弥詠子氏が冒険者の目的を語る

http://www.famitsu.com/interview/article/1230819_1493.html


――「異形な者たち」と表現されている"蛮族"についてお聞きします。彼らはどういった存在なのでしょうか?


佐藤 まず外観ですが、すでに紹介されている5つの民族以上に、私たち人間とは異なる姿をしています。簡単に言ってしまえば、冒険者の敵対勢力ということになりますね。もちろん、エオルゼアの都市側から見た“蛮族”であって、彼ら自身は自分たちを蛮族などとは思っていません。


――それはそうですよね(笑)。ところで、彼らが冒険者を敵対視する理由とは何なのでしょうか?



佐藤 じつは、彼ら蛮族にもいくつかの種族が存在していて、それぞれが大事にしている概念や考えていることが違うんですよ。たとえば、ある蛮族は束縛のない自由を重んじ、またある蛮族は“力こそ正義”といったように。生きかたも戦う理由も違うんです。


――なるほど。それぞれ背景は違えど、冒険者を敵対視する異形な者たちの総称が蛮族というわけですね。


佐藤 そうですね。『FFXI』の世界設定では、冒険者の敵対勢力としてオーク族、クゥダフ族、ヤグード族という3つの種族が存在していて、それを束ねたものとして"獣人軍"という呼称があったのですが、それに近いかもしれません。


――では、蛮族が10年ほどまえに喚び降ろしたという“蛮神”に話を移します。この10年まえに何かあったのでしょうか?


佐藤 10年まえというのは、あくまで冒険者側の推測でしかないでしょうね。ただ、10年ぐらいまえに、明らかに異質で強力な存在がそこに現れた、というのは事実でしょう。


 ソードワールド2.0…?


――冒険者が得たという不思議な能力、“過去を追体験する能力”とはどんなものなのでしょうか?


佐藤 ほぼ言葉どおりの能力で、過去に起きた事象を見る、体験できるものですね。みんなが隠している過去の真実を見られたりする能力です。ただし、あくまで追体験するだけなので、過去に関与して未来を変えられる、というわけではないです。ただ、何かのきっかけにはなることがありますが……。


――過去を追体験して知ることで、現在の状況をより深く認識できる、といったイメージでしょうか?


佐藤 そういうことになりますね。


――この力は冒険者だけが持っている力なのですか?


佐藤 冒険者は当然もっていますが、この世界に暮らす人々の中にも、何らかの理由で持っている人がいますね。冒険者も含めて、選ばれた人たちということになります。


――力を持っている人の数は、エオルゼアでも少ないのでしょうか?


佐藤 いえ、ごく限られた人だけが有す能力ではありません。役に立つ力ではありますが、謎が多いために何をもたらすかわからない。危険な力かもしれません。


――この能力は、プレイヤーの意思で能動的に行使できるものですか?


佐藤 う〜ん、使えるといいですね(笑)。


 「深淵」の「夢歩き」っぽい…?


 うーん、どういう形でゲームに落としこまれるのか今ひとつわからないけど、FF10の映像スフィアみたいな感じなのかな?

 FF14、まだ全然ゲームシステムが見えてこないのが怖くもあり楽しみでもあり…という感じ。