ブチャラティは目覚めた奴隷か

 ブチャラティというのは「ジョジョの奇妙な冒険」第5部の登場人物だ。

http://d.hatena.ne.jp/tyokorata/20100106/1262806398

 読んでいればなんとなくわかることだけど、ここまで明快に説明してくれると小気味よい。


人間賛歌は「勇気」の賛歌ッ!!
人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!!


 ジョジョの奇妙な冒険3巻の、ウィル・A・ツェペリの有名な台詞。「ジョジョの奇妙な冒険」のすごいところは、このテーマが首尾一貫してることだと思う。
 ブローノ・ブチャラティが登場する、マフィア内の暗闘を描いた第五部。ごく一部に残酷な表現があったりするため、四部まで読んでいた人の中にも五部を読んでない人がたまにいる。かと思うと、逆に第五部には熱狂的なファンがいたりもする。
 個人的には第五部はわかりやすく、しかもチームプレイでの見せ場が多いのでお勧めだ。第三部も登場人物はチームで行動してるけど、基本的に敵スタンド使いとの戦闘は1対1が多い(死神13vs花京院とか)。第五部はミスタ&ジョルノVSホワイトアルバムとか、ミスタ&ブチャラティvsプロシュート&ペッシとか組み合わせの妙味がある。

 あとは、泣けるシーンが多い!
 アバッキオの「今にも落ちてきそうな空の下で」は、第三部の花京院の最期に匹敵する名シーンだと思う。


そうだな・・・
わたしは「結果」だけを求めてはいない
「結果」だけを求めていると人は近道をしたがるものだ・・・・・・・・・・・・・・・
近道した時真実を見失うかもしれない

やる気もしだいに失せていく

大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている

向かおうとする意志さえあれば例え今回は犯人が逃げたとしてもいつかはたどり着くだろう?
向かっているわけだからな
・・・・・・・・・・・・・・・違うかい?


ジョジョの奇妙な冒険 59 (ジャンプコミックス)

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