最初タイトルを見た時には「またウィンドウズをディスってアップルマンセーの記事か?」と思ったのだが、読み終わった時には深く頷いていた。
まさにそのとおりとしか言いようがない。
実は、ちょっと前に先輩とも話をしたばかりだった。まさにこの記事に出てくる「スマホより大きく、ネットブックよりは小さい600〜900g」の名機だったVaioPが消えたことについて、だ。
VaioPの掲示板などを見ていると「スマートフォンを持ち歩くようになったからPはいらなくなった」という意見を目にするのだが、私も先輩も「そうじゃないだろう!」と声を大にして言いたい点で一致した。スマホで長文を打つ人はいない。私はネットを見たいんじゃない(それは携帯電話でいい)、文書を書きたいんだ!
あなたはスマホ派? ガラケー派?−− 300万人編集会議の議論より
私にとっては、フィーチャーフォン(前にも書いたかもしれないが私はガラケーという言葉が嫌い)とスマートフォンの2台持ちはありえない。スマートフォンではまともな文書が打てないからだ。フィーチャーフォンのハードウェアにOSとしてアンドロイドなどを搭載したものがあれば買うかもしれないが(そういう意味で同じ形の端末を量産するドコモが先を見る目があるようにはとても見えないので、先の話になるだろう)、それはあくまでも携帯電話の延長であって、持ち歩けるPCとして買うわけではない。
そうなるとやはり「欲しいのにない」のは500gくらいのウェブブラウズが一通りできてまともにキーボードが打てるマシン、つまりちょうどPに相当するマシンなのだ。なぜ日本のメーカーが、多くはないかもしれないが潜在的な需要はあるはずのそのクラスのマシンを捨てて、安売りで過当競争になっているネットブック市場の戦場に飛び込んでいくのか非常に疑問だったのだが、この記事はその一つの答えなのかもしれない。