ゲームもマンガやアニメのように「複数巻構成」にすべき?

http://gadget.itmedia.co.jp/gg/articles/1111/02/news035.html


 最近は状況が変わってきている気がするんだけど、昔はよく「TRPGの基本ルールブックは企画を通るけどサプリは企画が通らない」なんて話を聞いたことがある。理由は「サプリは『基本ルールブック以上より売れる』ことがありえないから」。話の信憑性はともかく説得力はある。
 で、この話もこれと同じ矛盾を抱えていると思う。要は「もし連続するストーリーだった場合、1巻買わなかった人が2巻から買うことはありえない」ということ。右肩上がりの売り上げを要求される日本企業の企画会議では、よほどの売り上げがないと認められなさそうだ。
 あと、複数巻構成にしたとしても単体でゲームとして動作しないといけないから、全ての巻にシステム部分は入れておく必要がある。吉里吉里みたいなシンプルで軽いシステムのアドベンチャーゲームとかなら相性は悪くなさそうだけど、RPGとかだと容量的に厳しそうだ。RPGだとエルミナージュウィザードリィとかポケモンシリーズ、アドベンチャーゲームだと神宮司三郎とかビジュアルノベル、シミュレーションだとスパロボ、あとアクションだと無双系みたいにシステム部分がほとんど共用でシナリオだけが違うゲームなら、トピ主のいうような形態にかなり近いとは思うけど、これらのゲームが既存ゲームの問題を解決した画期的なゲームと騒がれてるってことも特にないし。