- 作者: アークライト
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2012/04/07
- メディア: 大型本
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安田氏のコラムでiPadゲームブックの現状等について触れているのと、秋口氏の「懐かしくも新しいゲームノベル」が掲載されていた。
……コラムでは海外の電子書籍版ファイティングファンタジーのこととか割と好き放題にあれこれ書いてるけど、SNEだって出してたよね、電子ゲームブック。
- 出版社/メーカー: ブロッコリー
- 発売日: 2009/10/29
- メディア: Video Game
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「T&Tが20万部売れた」*1とか「火吹き山がミリオン行った」とか「ロードスやドラゴンランスはそれ以上行ったんだぞ!」と書くのはいいけどさ、最新作のソードワールドDSはどうだったんですかね? 前にも書いたが小説でネタバレされたんで自分では買わなかったんだけど、売れ行きは? 評価は? 結構興味あるのだが、コラム内では一言も触れられていない。
なお、アマゾンの評価は星3つが1人、2つが2人、1つが1人である(ただし、星3つの人は中身を読むとわかるがプレイしていない)。クソゲーWikiのレビューには以下のような問題点が挙げられている。
説明書が説明すべき項目をちっとも説明していない。
十字キーの使い方(スキップ機能などに関わる)すら説明されておらず、プレイヤーが習得できるスキルや魔法についても説明がないため、経験値を得た時にどのスキルを伸ばせばよいのか分からず混乱を生ずる。
そしてゲーム中に出てこないアイテムを説明していたりもする。
最初のキャラクターメイクの影響はHP以外全くない。
魔法使いでもMPを使わず魔法を使え、能力値は戦闘の修正になるわけでもないので全く無意味。
2009年のアドベンチャーとしては信じられない、まさかのセーブデータ1つ。
それ故罠の選択肢をうっかりと踏んで、セーブしたまま進めたらゲームオーバーになって最初から(文字通りに第1章の最初から)やり直すしかない。
経験値の入り方が異様。
敵と戦う事で経験値が得られることは少なく、読み流した文章での行動で経験値が入ったりする。
おそらく原典のテーブルトークRPGを意識した経験値システム(ソード・ワールドでは敵を倒したことによる経験値が少なく、シナリオクリア時の経験値が高く設定されている)を意図したものと推測されるが、実際の経験値システム付きゲームブックではほとんどの経験値は戦闘で得られることが多い。
状況の説明もおかしい(例:ある三叉路のどの方向から入っても同じ死体をまたがないと中間地点へ行けない)。
これもまた、テーブルトークRPGの性質上「同じシナリオを何度もやりなおす」といったことが出来ないのを利用してダミーのルート分岐を作る手法に似てはいる。
第2章になるとやたら目に付くが誤字・脱字・誤変換は多く、また文章と背景が食い違う事も非常に多い。
そのため第2章のダンジョンは同じところをぐるぐると回り続ける事もざら。
もしかして、電子版で失敗したから紙ベースのゲームブックでやり直そうってことなのかな?