なるほど、こういう見方もあるのか

ソニーがMicrosoftとIntelに突きつけたレッドカード


 正直、マシンを複数使ってる身からすると、セキュリティ対策のためのバージョンアップなんて無料のデバイス、アプリがほとんどの時代にあって「セキュリティ対策がもうできないから」というなんていう理由でOSの入れ替えに1デバイス1万円も取っておきながら、マイクロソフトが儲からないとか言われても説得力がなさすぎる。業務用のOSなんて、多少なりと関わって初めて知ったけど「こんなに取るのか!」っていうくらい莫大な費用がかかる。ウィンドウズ8に関しては業務用の観点からは全く成功の目が見えてこない。「触れる位置にディスプレイが存在しない」業務用マシンとか、どうやってタッチパネルに対応するのかすら見当もつかないし。
 タブレット持ってる人の多くは1台目としてのPCは捨てられないと言ってるんだし、ヘビー級の王者がわざわざ地獄の減量してフェザー級のリングに乗り込んでくる必要なんてなかったんじゃないかっていうのが部外者からの感想。サーフェスの発売も「何焦ってるの?」としか思わなかった。短期的な利益を求めてこうやってかつての顧客を自ら潰すようなことをすれば、いずれそのツケは自分に帰ってくると思うんだけど。
 ただ、むしろこの記事を読んで驚いたのは、MS日本支社とかインテルジャパンが日本の市場のためにいろいろ努力してたんだな、という事実の方だった。グローバリゼーションの観点からは独自仕様の数々は拙かったのかもしれないけど、同じ形のスマホしか並んでいない携帯ショップの店頭を見る限り、ある程度のローカライズっていうのも存在しないと、果てしない消耗戦の末に誰も望まない結末が待つだけだと思う。

 いずれにしても、Vaioを初代マシンから今も現役で使ってる身としては寂しい限りだ。