昨日の続き

 昨日一昨日のエントリがほとんど書けなかったのは、もちろんホームボタンが押せなくなったiPodTouchと格闘していたからなのだけども(笑)。ネットで調べてみると、さして珍しい症状ではないらしい。元々可動部品の少ないデバイスだし、機械的な故障が起こる箇所といえば限られる。
 前にゲームボーイの液晶縁の接着剤片を取り除こうとしてバラバラに分解して戻せなくなった経験を持つ私としては、当然自力で修理しようなんていうつもりはさらさらなかった。この間の旧型PS3の故障の時も、調べてすぐ出てきた「排気口からドライヤーを当てろ」という応急処置ですらやらなかったくらいだ。

ソフトウェアでホームボタン

 最初に調べたのは代替手段だった。前にどこで見かけたかは忘れたが、ホームボタンは物理ボタンだけではなく、タッチパネル上の仮想ボタンとして操作することが可能だということは知っていた。


iOS デバイスで AssistiveTouch を使う


 しかしこれは、実際故障してから使ってみたところ、かなり不便だった。何より辛いのが「通電しないと機能しないため、スリープからの復帰ボタンとして使えない」ことだ。恐らくホームボタンの役割としては「スリープからの復帰」が一番使用頻度が高い。アプリを切り替えることを想定しないなら、復帰以外でホームボタンに触れることはないくらいだ。ホームボタンを復帰ボタンとして使えないとすると、復帰には別の物理ボタン、つまり電源ボタンなどを使わざるを得ないが、ホームボタンに比べて相当押しづらい位置にある。まったく使えないわけではないが……というくらいだろうか。

修理か買い替えか……?

 このままではまともに使えないとすると、選択肢としては修理するか買い換えるかだ。特に、電話番号などと紐付いていないからiPhoneなどに比べて気軽に買い換えられるというのは、iPodTouchのメリットの一つだろう。
 ただ、私の悪い癖で(これについては友人ともよく話題に上がるのだが)一つのデバイスを気に入ると周辺機器やアクセサリをわんさと買ってしまうため、大きさも端子も違う機種に買い換えるとなるとこれらが全て無駄になる。特に、DigitalAVアダプタやブックカバー型のカバーは現行モデルでも見かけるのだが、ライトニング対応のクレードル式の充電器はほとんど見かけない。色々思案したが、今のところマシンパワーを要求されるようなゲームをiPodTouchでプレイする予定はないし、今のデバイスで困っていることといえばバッテリくらいだ。


 というわけで、とりあえず(自力以外で)修理する方法を模索してみることにした。

操作はしやすそうだけど……

アップル、iPhoneのホームボタンにジョイスティックを内蔵する特許を申請


 いつもなら歓迎するニュースなんだけど、このタイミングでこんなニュースを目にしても、ただでさえ壊れやすいパーツがなおさら壊れやすくなるだけなんじゃ……という気がしてしまう。
 ただ、こういう特許を取るということは、Appleもタッチパネルのことを操作しやすいインターフェイスだとは決して思ってないということだろう。もしタッチパネルの方が優れているというのなら、こんなスティックを用意する必要はないのだから。