蘇る超音速


 昨日までの流れは今日はちょっと置いておいて、今日のゲームはWiiUのゲームを。F-ZeroAX好きの私としては、存在を知ってからDL販売を今か今かと待ち焦がれていたゲームだ。
 なお、私はワイプアウトはプレイしたことがないのと、レースゲームは「好きだが下手」な人間なのでそこを割り引いて読んでいただけると助かります。


 で、何回か遊んでみた感想。
 やっぱりF-ZeroAXは凄かったんだなぁ、っていう(笑)。
 いや、このゲームが嫌いだとかダメっていう訳じゃなく、画面が美麗になったF-ZeroAX系ゲームって感じで悪くはないが、近いだけになおさらF-ZeroAXとの違いが気になるっていうか。

吹っ飛ぶのは日常茶飯事

 ブーストを多用して走行するところとかシステムも似通ってて、変に奇をてらっていないところは好感が持てるんだけど、一言で言うとクラッシュが多い。F-ZeroAXってこんなにクラッシュするゲームじゃなかったよな……。
 コースアウトしたとか、ゲージがないのに敵車に激突したとかいうんじゃなく(いやコースアウトでクラッシュ自体は存在するんだが)、そもそもコース自体がこっちを殺しにきてる(笑)。最初のステージで回転ブレードに接触してドカーンはしょうがないとしても、途中のステージで「頭上から隕石が降ってくる」とか「頭上から宇宙船が降ってくる」とか、これ見てから避けろってか! しかもこの宇宙船、明らかに自機目掛けて落ちてきてるやん(笑)。



(この動画の1:50くらい)


 クラッシュ判定自体もよくわからなくて、明らかなコースアウトや先ほどの隕石・宇宙船等の障害物に激突大破ってのは納得できるんだけど、コースが途切れるところで自機がジャンプ→無理な体勢で着地、でクラッシュする時がある。かと思うとクラッシュしない時もあって、基準がよくわからない。ちなみにF-Zeroシリーズみたいな機体の耐久ゲージはないので、クラッシュすれば一発で大破。まぁ、これで耐久ゲージをつけてしまったらF-Zeroそのものになってしまうから、それは仕方ないともいえるが……。

トップは今いずこ

 地味に頼ってたんだな、と自覚したのが「全体マップ表示」。リッジレーサーズにもF-Zeroにも当たり前のようにあったから今まで意識してなかったけど、このゲームには存在しない。そうすると、アクセル踏んでても「次のカーブ」「その次のカーブ」がどちらに曲がるか予測できず、結果ブーストすべきところでないところでブースト→コースアウトしてクラッシュ、という事態が起きる。
 加えて、全体マップ表示がないということはライバルがどこを走ってるかわからないというのもキツい。2位以下によほどの大差をつけていない限りクラッシュ=ほぼ最下位なので、どれだけ走れば先頭集団に追いつけるかわからないというのは精神的に結構くるものがある。


 あと、コントローラの説明画面でフェーズチェンジボタンの説明はあるのにフェーズそのもののチュートリアルがなかったから「走行中に車体の色を変える機能って、趣味機能か?」くらいにしか思ってなかった。まさか「フェーズカラーとブーストゾーンの色を合わせると加速」「逆フェーズのゾーンを通過すると急減速」だとは……(斑鳩の属性チェンジに似ている)。これ、最初のコースで説明してほしかった。
 一応ロード時間にチュートリアルがあるんだけど表示内容はランダムらしく、私がやってる時はしばらくこの説明がなかったんだよな……。

結論

 いろいろ文句ばかり書き連ねてしまったが、それもこれもゲームとしての基本ラインが面白いだけに惜しい、っていうレベルの話だ。DL専売で安いし、WiiUでは残念ながらF-ZeroAXは出なかったから、その代わりとして楽しむ分には十分に面白い、という感じ。
 あ、でもネット対戦モードに入ろうとすると今のところほぼ100%本体がフリーズするのは、ソフトのせいかどうかわからないけど何とかしてほしいなー。