だから呟くのは怖い


 タイトルだけは煽情的でいただけないが、内容的にはバランスが取れた動画という印象。
 実は、この動画を見て「あれ? もしかしてこれ重要なツイートが抜けてるのかな?」と思って(見たくはなかったけど)元のツイートを時系列順に全部追ってみた。


Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) | Twitter


 結果的には一つも抜けていなかった。勝訴か敗訴か、っていうのはまぁ、当事者の捉え方によって変わってくるから仕方ないとしても、この一連のツイートを見て、裁判の争点が何だったかわかる人っているんだろうか。
 半年前にディレクターを下されたのが不当だと思ったから慰謝料の請求をしたのか。それとも退社時の機密保持に関する規約が不当だと思ったから取り消しを求めたのか。裁判資料を列記してるけど、それらの開示請求をしたのか。裁判について書くなら、常識的には「○○を求めて提訴しました」と書くのが普通だろう。
 裁判そのものが云々よりも「全世界に向けて裁判について語るのに、争点を書き飛ばしてしまうような人──つまり、自分の言いたいことは主張しても、相手がどんな情報を知りたいのかは汲み取れない人──が開発チームとちゃんと意思疎通できていたのか?」という疑念が消えない。
 既に指摘してる人もいるとおり「マスターアップ2週間前に根幹にかかわる仕様を変更した」のは自慢話にはならないし、バランワンダーワールドのダメっぷりは小手先でどうこうできるレベルにはとても見えない。2年半作ってあれならあと半年あってもダメだろう。

 もしこの一連のツイートで「あのゲームの出来は不本意で、自分の責任ではない」と印象付けたかったというのであれば、本人の意図したのとは完全に正反対の意味で、何が悪かったのか、原因がどこだったのか端的に知らしめたという意味では、注目に値すると思う。

一回これで……


 キクノジョーは一回このアバター伊東ライフ方式でやってみてほしい(笑)。

アホなことを書いてしまった


 この間、PS5に2077をインストールして遊んだ時「PS4版とPS5版の違いが分からない」みたいなことを書いてしまったけど、さもありなん。PS5に2077をインストールした後に、ストアから2077を再購入したところで改めてバージョンアップがかかったから、自分の2077はPS5版にバージョンアップされたものだとばかり思ってたのだが、それはただのアクティベーションだったらしい。
 実際には、ストアからPS5版を購入するにはクレジットカード登録が必須。PS4版の再購入には何も必要なかったのだが、これは恐らく「同じソフト」扱いだからで、PS5版は「購入の権利を得ただけで別のソフト」扱いになるため、クレカ登録が必要なのだろう。PS5版にはデジタル版しかないので、ディスク版を買うという訳にもいかない。



 ところで、1.5になってMODはどうなったのだろう。一番気になっているのは三人称視点MODなのだが……。

納得いかない曲

togetter.com


 みんなの歌ってそんなに不気味な絵ばっかりだったかな。「アップルパップルプリンセス」とか「恋するニワトリ」とか「キャベツUFO」とか、割とかわいい絵柄だった気がするけど。あと、元は一流ミュージシャンが歌ってた曲がメディア(カセットテープ)化した時、版権の関係なのか別の人がカバーしてたりしたよね。

 それより、みんなの歌っていうと今でも思い出すのが、どうしても歌詞の内容に納得がいかなかった曲のこと。
 そう「勇気一つを友にして」だ。



ギリシャイカロスは
ロウでかためた鳥の羽根(はね)
両手に持って飛びたった
雲より高くまだ遠く
勇気一つを友にして


丘はぐんぐん遠ざかり
下に広がる青い海
両手の羽根をはばたかせ
太陽めざし飛んで行く
勇気一つを友にして


赤く燃(も)えたつ太陽に
ロウでかためた鳥の羽根
みるみるとけて舞い散った
翼(つばさ)奪(うば)われイカロスは
墜(お)ちて生命(いのち)を失った


だけどぼくらはイカロスの
鉄の勇気をうけついで
明日(あした)へ向かい飛びたった
ぼくらは強く生きて行く
勇気一つを友にして


(コメント欄より歌詞引用)


 この曲を最初に聞いた時の感想は「イカロスのエピソードってそんな話じゃなくね?」だった。
 原典であるギリシャ神話のエピソードの概略はこうだ。


 天才設計師であるダイダロスとその息子イカロスは、王の不興を買って脱出不可能と言われる迷宮に閉じ込められる。しかし、発明家でもあったダイダロスは鳥の羽根を蜜蝋で固めて翼を作り、空を飛ぶことで迷宮を脱出しようとした。
 この時ダイダロスは息子に向かって「蝋が溶けるから上昇しすぎて太陽に近づいてはいけない」と事前に忠告するが、初めて空を飛んで浮かれたイカロスは忠告を無視して太陽に近づきすぎてしまい、蝋が溶けて羽根がバラバラになり、地面に落下して死んでしまう、というものだ。ちなみに、父親であるダイダロスは脱出に成功している。


 幼少時に私が読み漁ったギリシャ神話の解説本ではどれも、このイカロスのエピソードは教訓であり「年長者からの忠告を無視する無謀な若者への警句」「(聖書におけるバベルの塔と同様)技術によって慢心した人間への戒め」という解釈がされていた。イカロスの行動を「勇気」と捉えているものはなかった。
 私自身も解説本の解釈に賛成だ。理由は「そもそもイカロスは一人で飛び立っていない」からだ。勇気一つを友にするも何も、翼を作ったのは父親であり、その後について飛んだだけだ。それも、飛ぶのが目的だった訳ではない。あくまでも原典では、目的は「脱出」だ。その翼は「奪われた」のではなく、自分のミスで失くしたのだ。しかも、自分を戒めた父親は脱出に成功しており、事前に警告されていたにもかかわらずそれを無視した息子だけが墜落死した。これは「勇気」と呼べるのか?


ja.wikipedia.org

しかし、楽曲「勇気一つを友にして」のように、本来の教訓とは逆に、自らの手で翼を作り飛び立ったイーカロスを勇気の象徴として表している例もある。


 Wikipediaはこのように書いているが、イカロスを勇気の象徴としているのは、20世紀になって書かれたこの曲以外に一つしか私は知らない。*1この記述の部分は出典が示されていない、つまり執筆者の独自解釈である。
 むしろ、中世の解釈はこうだ。


ja.wikipedia.org


 ブリューゲルの絵画においても、イカロスの死は絵画中の他の人物から全く関心を払われていない。自業自得、当たり前のことだったから誰も気にしていないのだろう。英雄的な死ならこんな描かれ方はしないはずだ。

 さらに引っかかるのが、この曲が4番で「ぼくら(歌い手)が鉄の勇気を受け継ぐ」と歌っていることだ。繰り返すが、イカロスのエピソードの本来の意味は、神話として一般的な「教訓」である。要するに「イカロスの真似をしてはいけないよ」という「警句」だ。月並みな表現だが、勇気と無謀は違う。鉄の勇気を引き継いでイカロスの真似をするというのは、神話が語るのとは真逆の意味ではないか。


 ここで思い出したのが、同じみんなのうたの「アイアイ」という曲のことだ。


ja.wikipedia.org


 アイアイの曲の作詞家は、アイアイのことを図鑑でしか知らず、その情報だけからこの曲を作ったという。それを考えると「勇気一つを友にして」の作詞家も、イカロスが空から落ちたことしか知らずにこの歌詞を書いたのではないか。それで神話とは正反対のメッセージを、しかもギリシャ神話のことなどほとんど知らないであろう子供たちに伝えるのは、余りにも元ネタにリスペクトがなさすぎるのでは……そんなことを思ってしまうのだ。

*1:もう一つは夭逝したキグレサーカス栗原徹氏を描いたノンフィクション書籍のタイトル「翔べイカロスの翼」

出典はどこに消えた

dic.nicovideo.jp


 ニコニコ大百科の急上昇ワード改に挙がっていたので、懐かしい言葉だと思って眺めていたら、創作の可能性があるとか、掲示板の方では名誉棄損じゃないかなんて言ってる人がいたので、元FF11ユーザーとして、自分なりの見解を書いておこう。

 まず、この発言をリアルタイムで知っていた人間としては、ずっと後になってから騒がれた発言ではなく、プロマシアの呪縛発売後ほどなく話題になった発言であることは断っておきたい。
 当時はツイッターも存在せず(プロマシア実装はTwitterサービス開始の2年前)、まとめサイトもブログサービスもなかった。一番影響力があったのは雑誌など紙のメディア、そして攻略サイトなどの黎明期のインターネットサービスだった。
 雑誌記事は紙メディアの宿命として、今のようにリンク先さえ記載されていれば誰でもソースを当たることができるものとは違う。仮に、当時出典を明らかにしたサイトがあったとしても、それらはライブドアサービスなど初期のインターネットサービスの終了に伴って消えてしまい、残っているのが二次引用、三次引用ばかりになってしまったということは考えられる。まして今となっては、あの頃のファミ通や電撃を全号保存している読者などいたとしても稀だろう。
 攻略サイトは今のようにゴシップ的な話題をまとめることはなかったし、開発者の発言を創作したとしても、それが現在のように同時かつ広範囲にヴァナディール中に拡散するというのはちょっとピンとこない。


 では、何故私がこの発言が信憑性のあるものと思っていたかというと、当時の開発者たちの姿勢からである。私の手元に残っている記事を軽く調べただけでも、以下のような発言が確認できる。


「勝利」の価値が下がっちゃう 

ファイナルファンタジーXIヴァナディールワールドレポート ver.050224 2005年4月8日初版発行 スクウェア・エニックス発行 P710 左段13行目


「勝てないプレイヤーが半分くらいになるような調整にしました」

ファイナルファンタジーXI電撃の旅団公式十年事典 2013年3月12日初版発行 アスキーメディアワークス発行 P216中段7行目


 なお、前者は本文にあるとおり「救済のために用意した」クエストの話で、後者は赤魔道士全員がクリアしないとレベル上げもできなくなる上に、交戦権を得るだけでもレアアイテムが必要になるクエストの話である。
 上記は決して特異なケースではなく、当時の開発者の姿勢を示す端的な例だ。これらを考慮すると、同じ開発者が違うインタビューに対して「簡単にクリアできたら~」と発言したと言われてもまったく違和感がなかった、というのが当時の私の心境だった。ただ(本意ではないが)擁護するとするなら、あの頃は今と違い、オンラインゲームの運営のノウハウを持ち合わせる会社などほとんどない、そういう時代だった、とは言えるかもしれない。

位置情報ゲームの醍醐味だけど


 スキル付きのモンスターの心か……! こういうものこそ位置情報ゲームの醍醐味だし取りたいけど、そこまで出かけるのは厳しいなぁ。動画主たちも言ってるように、丸一日かけてもSランク取るのは至難の業だし……。

フーバーじゃないのか


 コミックの出番だけでいうとフーバーとかメリエスの方が実装されそうだと思っていたのだけど、まさかのアニングが先か。

メタル対策はできるけど……


 メタル対策はできるけど、単体なんだよなあこの武器。

ワンダラーズフロムイース

akiba-pc.watch.impress.co.jp


 なんか、自キャラが赤くてアドルっぽいから、一瞬ワンダラーズフロムイースかと思ってしまった。そっか、古代氏はボーステックにも曲提供してたのか……。

予想はできていた


 通常衣装→イベント衣装の順番に実装されることが決まっていて、しかもシステム上ある程度インフレが不可避なら、いずれターフが季節外れのイベント衣装だらけになることは予想できたことだった……。ちゃんとモチーフがあるのは通常衣装の方なのに。しかも、ウマ娘って割とガチャが特殊で、他のゲームだとイベント期間だけの限定とかになりそうなイベント衣装が、通常ガチャから出続けるんだよな。

こういうのがメインかと


 最初、ドラクエウォークが位置情報ゲームだというのを知った時、こういう話題が中心なのかなって思ってたんだよな。実際は違ったけど。