こちらは黒歴史

ステラ女学院高等科C3部、1巻の売上267枚wwwwwwwwwww


 売り上げでどうこうは言いたくないんだけど、あのストーリーで作品がバカ売れで世間的には大人気と言われるよりは「ああ、やっぱりね」という結末だった。


『ステラ女学院高等科C3部』第13話(番外編)・・・なぜずっとこの路線でやらなかったのか・・・


 あの12話でまだ続きあるの? と思ったら最後は番外編だったのか。
 で、情報を集めていたら有名なコピペに行き会った。

 打ち上げ会場はまさに葬式の雰囲気
 局と代理店の人間は乾杯の後まもなく姿を消し
 まばらな参加関係者の間ではひそひそと密談が展開される
 憮然とした表情で痛飲した監督がついに机をひっくり返し
 制作進行の女子がヒステリックに号泣し
 シリーズ構成の脚本家はトイレ個室で煙草を吸いつつこの悪夢が早く終わることを天に祈る
 制作Pが半べそをかきながら壇上で土下座をするという最高のエンディング
 これが(作品名)の顛末である


 これの元ネタは何だろうと思って調べてみたら、どうも「パピヨンローゼ」という作品らしいんだけど、グーグル先生はなぜかもう一つ「スターシップオペレーターズ」という作品の存在を示唆してくれた(笑)。
 この「スターシップオペレーターズ」、昨日も触れた水野良氏がクリスタニアと同時に断筆宣言をした作品でもある。ギャラクシーエンジェルスペオペをやっていた水野氏が、なぜわざわざ似たような企画をもう一つブチ上げたのか、事情はよくわからない。が、これのニコニコ大百科の項目がまた面白いことを教えてくれた。

 あの自称百科事典 ウィキペディアですら中立性を投げ捨てて主観丸出しの評論をぶちまけているので、ここは偉大なるニコニコ大百科でも対抗しなければなるめぇと発起せざるを得ないのである。


 どれどれ

 「単独で強大な敵国家と戦う」というアナクロな反体制色の強いモチーフ自体が、保守色と親体制色の強いライトノベル読者に受け入れられず、また宇宙SF物自体が「時代遅れ」とみなされ、本作は打ち切られている。


 これは酷い。お得意の「中立的な視点が云々」とか「独自研究が云々」はどこいったんだ(笑)。ギャラクシーエンジェルスペオペだったけど別に打ち切りはされなかったし、「単独で強大な敵国家と戦う」というのがアナクロだというのも偏見にしか思えない。「スターウォーズ」だってその図式には当たらないし「スタートレック」も外れる。古くはアシモフの「銀河帝国シリーズ」なんかも違う。いったいどの作品のことを言ってるんだ?
 ライトノベル読者が保守色と親体制色が強いなんてのに至っては、どういう分析を元にそういう結論に至ったのか是非聞いてみたいレベル。どっかでそんな調査がされたり統計が取られたりしたことがあるのか?

 そんなに難しい話でもなんでもなく、ただ単に「作者に愛されなかった作品は可哀想」というだけの話じゃないの、これ。だって本人が「書かせてもらおうと思えば書かせてもらえるけど時間割きたくない」って言ってるんだから。
 それにこの作品、どう考えてもギャラクシーエンジェルもう一つ別の作品と被ってた*1のもよくなかった。当時の関係者は何も思わなかったんだろうか。

*1:「軍じゃなくて企業の後援を受け独立して単艦で行動する戦艦」とか「艦長が戦術の天才の美少女(おまけに見た目もブルーのロングヘアでそっくり)」とか「メインクルーが女性だらけ」とか「登場人物の名前が和名でカタカナを使った呼称」とか、基本的なプロットでパクってる被ってる部分がいくつもあった。旗艦である「アマテラス」っていう名前もナデシコで超重要キーワードとして出てくる。なお、ナデシコは1998年の作品でこの作品は2001年に一巻が上梓された。