軽くまとめ

 今回のPCの買い替えのついて軽くまとめを。


 前にも書いたけど、最近なんだかPCの調子が悪かった。特に電源を入れる時、BIOSの読み込み画面からHDDの読み込み音がまったくしないままフリーズが頻発する。「再起動」だと起きない現象なので、実質ずっと電源入れっぱなしみたいな状態になっていた。
 そして先日書いたとおり、HDDが一台吹っ飛んだ。HDDが原因の不具合なら、該当のHDDそのものがなくなればPC自体元に戻るかと思ったのだけれど、数日経つとやはり元の状態に戻ってしまった。マシン自体は買ってから年数も経っているし、そろそろ寿命が来るのも覚悟はしていたのだけれど。
 今接続している別のHDDが吹っ飛んだりすると目も当てられないことになるので、できるだけ早く買い換えようと心に決めて、とりあえずいくつかの条件を設定した。


・家庭用ゲーム機並みかそれ以下の大きさであること


・液晶が別売り(不要なので)であること


・Windows7(32bit版)が動作すること。


 今使っているのがAcerのVeritonなので、これとほぼ同体積のものが希望だった。でないと取り替えられないので。とりあえずPCでゲームをするつもりも、動画をグリグリ動かすようなハードな処理をするつもりもなかったため、性能についてはグラボがオンボードチップだろうがなんだろうが気にしない。
 また、接続先が「普通のテレビ」なので、タッチ操作などはどう考えても不可能だし、必要ともしていない。というわけでOSは7。32bitバージョンに限定したのは、今使っているソフトとの互換性を考えてのことだ。
 ……とまぁ、たったこれだけの条件なのだが、普通のメーカー製品などはほとんど候補から外れてしまった。とはいえ、目星はつけてあった。条件をクリアできるPCがあると知っていたから設定したのだが……。


 というわけで、私が買ったのはどのメーカーのどのPCだ……と書こうかと最初思ったものの、たぶんパーソナルユースでそのメーカーのそのPCを発注して使っている人間はそう多くないと思われるので、あまり詳細に書いてしまうとメーカーの人には私がどこの誰だか特定されてしまいそうだ。もちろんその会社の個人情報の取り扱いを信用してないとかそういう意味ではないが。

苦労話等々

 とりあえず、最近はほとんどのデータをマイドキュメントの中におくよう心がけているし、昔のようにCDを何枚も取り出してアプリをいくつもいくつもインストールするような時代でもない。前のマシンを7にアップグレードした時、必要なセットアップファイルなどはほとんど外部メディアに退避させてあったし、再インストールにはそれほどの手間は要しなかった。


 ……と言いたいところだが、やはりこういう作業は計算外の事態が生じるのが世の常だ。今回一番苦労したのは、iTunesの移行である。ミュージックフォルダそのものを外部HDDに移行してあったのでそれほど苦労しないだろうと思い、新PCでiTunesをインストールして起動してみたところ、なんだかライブラリが古く、最近登録した曲がほとんど表示されない。
 慌てて詳しく調べたところ、どうもiTunesのライブラリの保存される場所がバージョンアップによって変わったらしい。私のiTunesは、ユーザーである私の意識しない間に旧ライブラリと新ライブラリの2箇所に分かれていて、曲データと同じフォルダにあって新PCに移行できたライブラリはバージョンアップ前までのものだった、ということのようだ。
 幸い今回は旧PCが起動不可能になってからの移行ではなかったので、前のPCでライブラリを統合し、改めて更新したところ、ライブラリは最新のものになった。これで99.99%のデータは大丈夫だったのだが、わずかに曲データとライブラリがリンクしない「迷子データ」ができてしまった。これは削除して再登録する以外になかった。どうしてそういう状態になってしまったかは、正直いってよくわからない。他のデータと違いがあるようには見えないのだが……。


 性能にはこだわらないと書いたものの、さすがに新しいPCだけあって、同じ作業をしていても動作がスムーズだ。特に、前のPCだとこの日記を書いている途中でいきなり動作が重くなることがしばしばあったのだが、今こうして書いていてもすらすら書ける。また、電子書籍を読んでいても、読み込みの途中で「ひっかかり」を感じることが全然なくなった。これは、PCの性能が上がったからだろう。