結構楽しみにしてる

ストライクウィッチーズ3期、いらん子復活も驚いたけど『発進しませんアニメ化』はマジで驚いた


 私自身はかなり楽しみにしてるけど、よくよく考えると「発進しますっ!」のアニメ化は結構冒険かもしれない。
 作品自体はギャグ作品で、シュールギャグとか毒舌ではないものの、読み返してみると「一昔前のギャグ作品」という感じはする。ギャグセンスが古いという意味ではなくて、今だと割と嫌われるタイプの「暴力ヒロイン系」というか「殴ってオチをつける」パターンが結構多い。
 はっきり言ってしまうとバルクホルンがそれで、エーリカとシャーリーが混ぜっ返す→バルクホルンが鉄拳制裁、がこの作品のギャグの基本パターン。作中でもはっきり「回復(宮藤)がいるからと思ってエーリカとシャーリーがやりたい放題」と言われている。
 昔はらんま1/2であかねがらんまを殴ってオチとか、奇面組で千絵ちゃんが零くんを殴ってオチとか結構あったけれど、最近はこういうヒロインがあまり好かれないせいか、減ってきている気がする。最後に見たのがフルメタのかなめか、ブリリアントパークのいすずくらいか。ただ、この二作品でも、より新しい作品であるいすずの方は予防線がちゃんと張ってあって、主人公には暴力を振るわない。もっというと、着ぐるみキャラにしか暴力を振るわないキャラになっている。
 原作では「バウムクーヘンしか作れない」くらいだったのに「食事に希塩酸やアンモニアを混ぜ出すミーナ(食べたもっさんは吐血して昏倒)」なんてのも考えてみると結構過激だけど、頻度からいうとやっぱりバルクホルンのキャラが受け入れられるか次第、という感じはする。バルクホルンも原作では別に暴力キャラではないし(怪力キャラではあるが)。もしかしたら多少描写が緩和されたりするかもしれない。


 続編にあたる502の方では「殴ってオチ」はほぼなかったので、これ作者の個性っていうよりバルクホルンのキャラ付けだったんだろうな……(その割にはミーナも殴ってたけど)。



 とはいえ、この作品の一番ヤバいところは「最後のオチ」だと思う(笑)。