メンテの分だけイベント期間を延長するのかと思ったら、それはしないでクエストを全開放するという選択をするってことは、この後のスケジュールが詰まってたりするのかな。ボックスガチャで対象クエストがあらかじめ解放済みになってるのは嬉しいと言えば嬉しいんだけど、メインクエストを進めるのを忘れて配布鯖が消えたりしてしまいそうなんで、そこだけは注意しておこう。
地図の話(7)・「ワールド名不明」(ワープスファンタジー)
昔は、TRPGをゲームシステム重視の第1世代、世界設定重視の第2世代、キャラクター性やロールプレイ、あるいはストーリーテリングを重視する第3世代と区別していたりした。その観点だと典型的な第1世代のゲームにあたるこのワープスファンタジーだ。
世界設定は最初のサプリメント「リング・オブ・リリアナ」にB5で3ページしか記述がない。それと2枚の地図がこのゲームの世界設定の全てだ。第1世代の代表作品とされるCD&DやT&Tが、後年公式で世界設定を充実させていったのに対し、このゲームは「将来のWFシリーズではその他の特色ある地域を扱うことになるでしょう」と書かれていたにもかかわらず、その後のサプリメントでは一切言及のないままサポートが途切れてしまったため、これ以上の情報が追加されることはなかった。地球を舞台とするゲームを除けば、背景世界に名前すらついていないのは逆に珍しい(国産では唯一ではないだろうか)。
個人的には、後に発売された「ウィザード・シティ(魔術都市)」という名前のサプリメントに、一切「都市(シティ)」の設定がなかったのに驚いた(笑)。タイトルの意味はいったい……。ちなみに、添付されていた地図も極めて狭い範囲しかカバーしておらず、地図上で青く塗られた場所が湖なのか海なのかすら言及がないので、海洋型か大陸型かという分類すらできない世界となっている。