「かつてはアドベンチャーゲームのエニックスと呼ばれて~」というのは「もちろん知ってる」だったけど、「16選」で「え!?」となった。暗黒城やアゲイン、エルドラドなんていうタイトルは全然知らなかった。ウイングマンも2が出てるという認識しかなかったけど、スペシャルの画面の感じも、うっすらと記憶にあるような。アンジェラスはまんまダーティペアの土器手さんがキャラデザで印象には残ってたけど、未完結だったとは知らなかった。グロっぽくて手を出してなかったんだよね。
でも、やっぱりこの中だとジーザス2のオープニングBGMが白眉だなぁ。
実は言い訳できない
「多神教の神を神と訳したのが悪い」「西欧のファンタジーでも神は倒されてる」──この話題を見た時、私も反射的にそう思ったんだけど、この冒頭の話題が「女神転生V」で出てきたという呟きが本当なら、実はこれは言い訳するのが難しい。
私は女神転生が嫌いじゃないけど、ことあの作品に限っていえばキリスト教(ユダヤ教)における「神」を他の多神教の「神」と明確に区別し、その上でストーリー上打倒させているので、見る人が見れば反感を抱くのは無理もない。これは例えばギリシャ神話のゼウスを人工衛星にしてプレイヤーに吹っ飛ばさせたFGOなんかとはまた別次元の話だ。逆に言えば、だからこそ私は女神転生よりもペルソナの方が好きなわけだけど(ペルソナの「神」は「人から出た存在」なので、明確に既存の神話群と抵触しない)。
ただそれを言ったら、例えばハリー・ポッターや昔大ヒットした「ダヴィンチコード」なんかも使徒ヨハネと(聖母ではない)マリアを同一視したり相当に危ないことをやってるんで、女神転生だけ言われることか? という気もする。それでも女神転生はできるだけ原典に忠実にいようという努力は認められるので、もう何度も書いてるけどバスタードでの扱いなんかに比べればかなりマシな方だと思うし。