「そして明日の世界より オフィシャルファンブック」

 ゲーム解いた勢いでそのままファンブックを購入。


“自分の中で本編ってフィナーレの部分なんですよ。あのシナリオを成立させるために必要なものを全部用意したんです”


 うーん、作者がこう考えていたのなら、破滅を回避するエンド、ってのはありえないんだろうなぁ。
 でもそれなら、AFTER編はもっと描写を重ねるべきだったと思う。たとえ本編のヒロインを一人削除してでも。それこそ、AIRのSUMMER編とか、ひまわりの宇宙編みたいに。
 作者自身、前半部分、つまり彗星の衝突がニュースになる7/5以前のストーリーがあれだけ長いことについて


“ここではテーマのために、どういう日常なのかということをしっかりと描いておく必要があるんです”


と言ってるわけだし。
 AFTER編の「俺」と「少女」は、名前が与えられていないことからもわかるように、描写が少なすぎて感情移入しづらい。
「あれは特定の誰かを指しているのではないんだ」ということなのかもしれないが、観客としては「どこの誰だかわからない」登場人物には思い入れを持てないんだよね。
 そういう意味では、シェルターでの生活の荒廃ぶりから描写を重ねていって、AFTERに至るまでの心理を辿っていった上であのシーンに繋がった方がよかった気がする。SUMMERや宇宙編もそうだけど「あれ? この話は何? 今までの話とどういう関係が?」という意外性を前に出すにはAFTER編は「ため」が短すぎる。

 それにしても、健速さんって歌月十夜の人だったんだね。

 その他雑感。

 朝陽の髪の毛、やってるときは特に違和感感じなかったけど(植田さんの絵で見慣れていたから)、改めて指摘されると確かにちょっと変かもw
 夕陽の中の人のコラムで{『アメイジンググレイス』をアカペラで歌わせられてイジメかと思った」と言ってるのを見て、慌てて音声オンで本編をやり直す。この鼻歌、ちゃんと歌ってたのか。声を切っちゃうとこういうところに気付かないのが難点だ。
 「青葉だけエロシーンが少ないのは青葉のバッドエンディングが削られたせいだ」と聞いて納得。


「青葉は最初ツインテール、ポニーテール、ストレートを使い分けるキャラでした」


 ちょwwwwww ツインテール青葉見たかったwwwww