ラブリーンの下りは、アニメならではの演出だなと思った。ゲームだと主観視点を変えづらいから「身近な人から見た主人公像」っていうのは新鮮だったね。
今更と思ったが……
栗城氏の話は今更と思ったけど、新しい事実を知れたのはよかった。それがこれ。
何と映画にまでなっている。しかも主演はキングスマンのコリン・ファース。どうやらイギリスでは有名な事件らしい。
国籍や時代を問わず、こういうのは人間の業、なんだろう。鬱々としそうで、ちょっと本編まで見る勇気は湧かないが、予告編の段階でさえ周囲の人間が本人を追い詰めたことを示唆する表現があるのは、描写の視点としては評価できる。
栗城氏の話にしても、アンチが追い詰めたとかいうNHKのドキュメンタリーは論外として(多くの登山家は彼をまともな見地から批判していた)、完全に自己責任かというと難しいし、さりとて支援したものに責任があるかというと、コメントにある「彼自身が無責任な支援者を集めていた」という面も確かにあるので、非常に微妙な話だ。
そして何故今更触れるかというと、これは過去に起きた終わった話ではなくて、YoutuberやVtuberを焚きつけ危険で過激なことをさせる視聴者にも通じる話だと思うからだ。ただ、この点でいうとYoutuberの方がより危険だ。Vtuberは仮想の存在であるがゆえに「画面の向こうで危ないことをしていても、視聴者に今一それが伝わり辛い」ため、そっち方面に危険な企画の需要がより少なく、いわば一つの安全装置がかかっている。
とはいえ、これだけのVtuberが存在する時代になると、中には過激なことをする者も当然出てくるだろう。最後の一線は越えないことを祈るのみだ。