『艦これ』は自虐史観を矯正するか「このゲームは本当に良くできていて、史実に準じたストーリーにより各軍艦のキャラが立っている」
ゲームはあくまでもゲーム。フィクションだ。萌え三国志をきっかけに三国志を勉強してもいいし、ガルパンをきっかけに戦車を学んでもいいし、織田信奈の野望をきっかけに日本史を調べてもそれは遊んだ人間の自由だけれど、艦これもあくまでもそれらと同列に語られるべきものであり、ことさらに第二次世界大戦の日本海軍を題材としているからといって特別扱いするべきではないと私は思う。
「他国の国民にはとうてい味わえない快感」というが、先ほど挙げた三国志やストパンのウィッチなどは他国のものをいわば勝手に女性化して日本人が楽しんでいるわけだから、その図式をひっくり返すなら、別に艦これを外国人が楽しもうが、あるいは日本の艦艇を元ネタに外国人がゲームを作って楽しもうが、どんどんやってくれということになるだろう。別に日本人だけの特権というわけではない。
そういう意味では、ストパンにシャーリーやリーネ、ペリーヌが登場したように、艦これにも早く外国艦を実装してもらったり、史実にない作戦や設定をどんどん取り込んでいってもらった方がバランスが取れるのかもしれない。
というか、このゲームに史実に準じたストーリーなんてあったっけ？ 艦娘がどうやって戦場で戦ってるのかすら明らかになってないゲームなのに。艦娘の台詞の一部と作戦名とかが史実のもじりになってるくらいだと思うんだけど。あと、軍艦のキャラ立ちといっても赤城さんが大食いとか加賀がクールとかＲＪの胸がぺったんだとか雷がロリおかんだとか夕張がゲーム好きだとか、史実に関係ないキャラ付けも多い。定番の台詞を言わせてもらうけど、この執筆者ホントに艦これやってるのかなぁ？
