打ち上げ花火横から下から見るか……ではなくて


 街でiPhoneを使っている人を眺めていると、↑このタイプ(左右に開くタイプ)のブックカバー型のカバーを使っている人をちょくちょく見かける。私自身、iPodTouchではあるが同じタイプのカバーを使っている。でも、この種類のカバーは「本体を横にして使う」のが結構使いづらい。カバーを上にすると、もたれかかってこないように指で押さえないといけないし、下にするように使うとだらっと垂れ下がってしまう。見栄えも悪いし、長時間持っているとなんだか疲れてくる。基本的に、このタイプは本体を縦にして左右に開いて使うのが想定されているのだと思う。
 で、それで困るのが動画の再生だ。iOSのビデオアプリは、そのままでは横画面でしか再生できない。縦画面で再生しようと何度か試みて、このブログにも書いた気がするが、どうも安定しなかった。試行錯誤してみた結論としては、どうやらiOSのバージョンによってやり方が異なるようだ。そのため、私の持っている8Gのデバイス(旧バージョン)と32Gのデバイス(新バージョン)でそれぞれ違うやり方をしないといけないのが、安定しなかった原因のようだ。というわけで、自分向けのメモとして改めてここにやり方をまとめておく。

iPodTouchで縦画面で動画を再生するやり方(オートリピート/連続再生のやり方も同じ)

1.旧バージョンでのやり方

 通常、プレイリストには音楽しか入れることはできないが、一曲だけ音楽を入れておけば種別がムービーとなっている動画を追加することができる。短い曲(数秒でもいい)をダミーで一曲目に放り込み、後はムービーをプレイリストに追加していく。そして、ビデオアプリではなくミュージックアプリでプレイリスト再生を行うと、動画を縦画面で再生できる。
 なお、新バージョン(といっても古いiOSだが)でこれを行うと、プレイリストにムービーを追加しようとしても追加できない(iTunes上では一見追加されたように見えるが、デバイスからは認識されない)。


2.新バージョンでのやり方

 ミュージックアプリのプレイリストから動画を再生するという考え方は同じだが、曲をダミーで入れておいてもプレイリストに動画を追加することができなくなっている。しかし、プロパティからムービーの種別を「ミュージックビデオ」に変更すれば、ダミーの曲がなくてもプレイリストに動画を追加することができる。
 逆にこの方法を8Gの旧バージョンで実行しようとすると、プレイリストから「ミュージックビデオ」に変更した動画が消え、ビデオアプリからも認識できなくなってしまう。


 上記の方法は共存はできないので、同じiTunesで両方のデバイスを扱うためには、必ずiTunesのマスターデータではなく、デバイス自体のプレイリストや動画のデータを直接操作する必要がある。iTunes上のデータをいじってしまうと、それらは(元に戻さない限り)どちらか片方のデバイスでしか扱えなくなる。