ホント木根さんは言いたいことを代弁してくれるな……。
あの当時はエヴァを肯定する人が多くて「そんなこと言ったって完結してない作品なんて評価できねーよ!」とはなかなか言い出せなかった。「エヴァのストーリーが理解できないのは観てる側が悪い」みたいな雰囲気だったし……。
でも、それより何より残念だったのは、エヴァが売れた後「適当に観念的なテーマ織り込んでおけば、尻切れトンボでも、見てる方が勝手に解釈してくれる」みたいな風潮が一部の作品で広がったこと。
前にも書いたとおり、私の中でのセカイ系の定義ははっきりしてるんで、あえてセカイ系という言葉は使わないけれど、あの頃「はァ!?」みたいな終わり方した作品が結構あった。OVAシリーズの「K○Y T○E M○T○L I○OL」とか、1話はエヴァより前で最終話がエヴァより後だったんだけど「お前エヴァ見てストーリー変更しただろ!」と叫びたかった。「3万人のファンができれば人間になれる」ってストーリーだったはずなのに、その「どう見ても人類補完計画」とか「どう見てもLCL」とか、どっから出てきたんだよ! っていう。*1私がナデシコの評価が高いのは「ちゃんと終わらせた作品」だからだ。
今のアニメは萌えだらけとかいう人がいるけど、わかりやすい分だけ、あの頃に比べればまだマシだと思う。
閑話休題。つい興奮してしまった。毎度毎度読者の心を的確に抉るハートブレイカー木根さんに次回も期待しています。
*1:でも最初のドラマCDの内容からいって、恐らくメインヒロインのさくらが死ぬことは最初から決まってたんだろうな……。