トラウマ級の思い出

人間との暮らしで“寿命風船”が割れるとき…… インコの事故死についての漫画「インコの命」に「とっても参考になる」「涙がでた」の声


 ずっと前の話だけど、よりによって正月に、ペットとして飼っていた手乗りインコを死なせてしまったのを思い出した。
 今思えば、手乗りインコだからといって、人間のコップから飲み物を飲む癖をつけてしまったのは失策だった。父の湯飲みに入っていた、淹れたばかりのほとんど熱湯状態のお茶に嘴を突っ込んだ瞬間、恐らく驚いたんだろう。湯飲みの中に足を滑らせてしまった。家族全員が見ている前だったから、水の中にいたのはほんの数秒程度の出来事だったと思う。全身に火傷の痕は全く見られなかったし、窒息というよりはショック死だったかもしれない。
 記事の中にそのものずばりの死因があるから、珍しい事故ではないのだろう。今も忘れられない、苦い記憶だ。