大丈夫なのか……?


 FGOの新章が「セイレム魔女裁判」を元ネタにしたエピソードと聞いてもにょる。これ実在の事件の方は、子供は嘘をつかないはずという偏見に囚われた大人が無実の人間を次々処刑した上に誰も責任をとらなかったっていう超絶胸糞案件で、*1関連作品は「クルーシブル」も「わたしはティチューバ」もどれも気分が悪くなる作品だし、フィクションで味付けしても面白くなると思えない……。しかもこれ、北米でもリリースするんだよね?

 加えて、私はこの事件の名前を見るたびに「噂の二人」という映画を思い出してしまう。



 ウイリアム・ワイラー監督の作品だけど、これまた悪意ある子どもの証言のせいで無実の人間が死ぬ話で、しかも舞台は同じ信仰心の篤いアメリカの片田舎。原因となった人間は誰も責任を取らないという点まで一緒だ。子供の頃にこれを初めて見て、救いのない結末が強烈に印象に残っている。

*1:真相は諸説あって今も闇の中だ。