ふーん


 まぁ、そういう話もあり得るだろうと思っていたが、ここまで裏を取ろうと努力したのは評価する。
 とはいえ、仮にこの話が本当でも、今年の1月から来た人間に、かなり前から開発されていたであろうゲームの出来の責を問うのはおかしな話。責を負うとすればスクエニで何の成果も残せないまま金だけを毟り取って逃げた(そしてそのしわ寄せは他のゲームに来る)ことの方だろうけど、それもユーザーが直接被害を蒙ったわけではないし。問題はむしろ、これから何をするかだ。
 それはともかく、スタッフの身に危険が及ぶかもしれないからという理由でスタッフロールを非公開にするなら、キャストロールも非公開にしないと整合性が合わない。出演者を目当てにゲームを買ってもらおうとキャストロールを積極的に宣伝するというなら、スタッフロールも公開するべきだ。何故なら、出演者と同じくらい、制作に誰が関わっているか、もプレイヤーにとっては重要な要素だからだ。著者名を公開しない小説があるだろうか? 現実世界を心配するなら昔の製作者のようにペンネームでもニックネームでも何でも使えばよい。普通のプレイヤーは本名や住所を知りたいわけではない。ゲームを買うのに必要な情報を求めているだけなのだ。
 それなのに、なぜここまで隠したがるのか。はっきり言って異常である。もし、自分の名前を明かしたらゲームが売れなくなるから、というのが理由なのであれば、そんな人間は制作に関わるべきではない。ゲーム会社には制作以外の部門もあるだろう。生活のために禄を食む方法は他にもあるはずだ。またそんな人間を重要ポストに雇用する会社の品格と良識も疑う。

 また、売り上げや開発費の話についても思うところはある。かつてはそんなもの買うプレイヤーには関係ない話と言えたけど、今は開発費が高く、売り上げが低いほどサービスが休止される可能性が高く、買い切りのコンシューマであれば続編が出る可能性が低くなるので、プレイヤーに無関係ともいえない。しかも、続編の存在に開発費や売り上げの話を絡めて云々をやり始めたのは部外者ではない。製作者側(有名なのは元カプコンの岡本氏とかその辺)だ。

とらのあなもか……

akiba-pc.watch.impress.co.jp


 コミケが開催されなくて、同人誌の供給そのものが減ってる感じがする。イベントには出さずショップに出すためだけに作る、っていう作者は少ないんだろう。