わかりみ


 PSPGoの外部接続のためだけにS端子付きのテレビを探し回った身としては、激しく同意。
 ただ私の場合は中古ではなくて、あちこち駆けずり回って店頭在庫の最後の一つを掴んだ口だったけれど。

(個人の見解です)

togetter.com


 色々な考え方をする人がいるな、っていう感想だけど「ジョースター家が幸福だったから不幸だった子供時代を実感した」というのはるろうにの雪代縁とかの話だし「ジョースター卿が優しくしたのが悪かった」みたいなのも違うと思う。
 ジョナサンとディオの関係っていうのは、1巻冒頭の、それこそ有名な生贄のシーンよりもさらに前、表紙に書いてある言葉に象徴される。熱心なジョジョファンなら多分知っているはずだ(ストーンオーシャンでも再登場する)。

「二人の囚人が鉄格子の窓から外を眺めたとさ。一人は泥を見た。一人は星を見た。(フレデリック・ラングブリッジ「不滅の詩」)」

 この詩の左右にジョナサンとディオが描かれているのだから、これが全てだ。つまり、二人は同じ境遇(=囚人)にあるけど、見たものが違った。
 ディオはジョースター家に引き取られる前から、すべてを奪うと決めていた。ジョースター家がどんな場所だったかは関係ない。第3部で自分で言っているとおり、征服して支配することがディオの全てだ。それも、人間を支配し、スタンド使いを支配しても飽き足らず、老いを支配してもまだ足りず、時間をすら支配しようという願望が彼のスタンドパワーを発現させた。それが「泥を見た囚人」の運命だった。
 対するジョースター家は「星を見た囚人」だ。ジョナサンから「星の白金」の承太郎へ。そして「星を見ていたい」と語った徐倫へ、その系譜は確実に受け継がれた。それが「星を見た囚人」の運命なのだ。