そこで終わりなのね


 なるほど、エクスカリバーライトセイバー?)を手に入れるところまでで1話は終わりなのね。

結局劇場では見れなかった

ストライクウィッチーズ 劇場版 501部隊発進しますっ! [Blu-ray]

ストライクウィッチーズ 劇場版 501部隊発進しますっ! [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA アニメーション
  • 発売日: 2019/12/25
  • メディア: Blu-ray


 時期外れは承知の上で、家で見る前に一度劇場で見てみようかとは思ったんだけど……。


w-witch.jp


 公式ページが「追加上映館」の表記はあっても「上映の終了した館」の表記がないので、近場を探したら軒並み公開が終わっていたので諦めた(笑)。

 感想としては、漫画よりは多少マイルドにはなってたけど台無し感は相変わらずだった(褒め言葉)。エイラの「私の苦労はマンガを読むんだな」のプラカードに草。元の劇場版が90分あって3分の1になってるんだからそりゃあね。

多分もうやらない


 一応、一回も遊ばないで批判するのも良くないし、ストーリーとか原作ファンとしての立場とか一切抜きにして、ゲームとしてはどうなのか一回体験してみようと思ってプレイしてみた。
 そして結論としては、このゲームを楽しんでいる人を否定するつもりはないけれど、私は多分もう遊ばないと思う。

右スティックの操作が……

 まず、最初に戸惑ったのはキーアサイン。特に右スティックつまり「視点移動」だ。私はFF11の時代から、DQX、FF14と、一番長い時間遊んでいる「MMORPG」において、右スティック、つまり視点移動の操作を次のようにしている。「自分のキャラを中心にして、スティックを左に入れるとカメラが左に回りこみ、右に入れるとカメラが右に回りこむ」という動きだ。長いことこの操作でやってきたので、もう体がこの操作を覚えてしまっている。ただ、この「逆」が主流となるゲームもあることは理解している(例えばペルソナ5でも、この操作は「反転操作」にあたる)。だから、初期設定が私が慣れた操作の逆になっていること自体は別にどうこういうつもりはない。
 問題は、そのキーアサインがゲーム中に変えられないことだ。ゲームセンターに置かれていたパンフレットによれば、キーアサインは公式サイトで会員登録しないと変えられないのだそうだ。そこでメールアドレスの登録を求められる上に、本当にカメラ操作を反転できるのかどうかすら私には分からない。
 この時点でかなりやる気が減退した。逆の操作を体で覚えてしまっている身からすると、右スティックを操作するたびにやりたい操作と逆にカメラが移動してしまい、遊びづらいことこの上ない。なお、例えば星と翼のパラドクスの場合は、サブモニタでいつでも操作切替メニューを呼び出せるようになっており、ゲーム中いつでも何度でもカメラ操作を変更できる。

強制ペアモード?

 次に、これは時期が悪いと思うが、ペアモードでの対戦を強制されたことだ。12/18に稼動開始して2回目の土日にして、通常のシングルモードで遊ぶことができない。この時、一人で遊ぼうとしている私のようなプレイヤーはどうなるかというと、どこか遠くのゲーセンの見ず知らずの他人と強制的にペアを組まされる。ペアといっても相手と作戦の打ち合わせができるわけでもなく、助け合うどころか出会うことすらできずに終わることも珍しくない。仮に出会えたところで、どうやって協力すればいいのかよくわからず、片方が死ねば見捨てる形となってしまい、非常に気まずい。

漁夫の利バンザイ

 そしてゲーム内容だが、バトルロイヤルで最後の1人まで生き残ることが勝利条件であるにもかかわらず、遠距離からのみでは相手を倒すのが難しい。しかも相手を攻撃する手段そのものにはバリエーションが少なく、スキルを使うかどうかくらいの違いしかない上に、それらの多くは回数制限つきだ。ということは、「自分は戦わず誰かに戦わせたほうが有利」となり、結果近距離パワー型も遠距離パワー型も、CPUを倒してある程度レベルが上がったら「建物に隠れて待ち」になってしまう。プレイ動画でもそうしているプレイヤーが多いように見える。もちろん、生存エリアが狭まっていったり、透視があったり、スタンドで遠くを見られたり、物音が擬音で確認できたりと、隠れ続けさせないようにする工夫があちこちにあるのは理解できるが、戦術としては隠れるのが有利、というか前提になっている。
 加えて、近距離パワー型が相手だと数発食らうと殺されてしまうため、道を歩いていようが隠れていようが「相手に不意打ちを食らって分からん殺しをされて終了」というパターンが非常に多い。このゲーム、負けた後に、自分を倒した相手のその後の行動を観戦できるモードがあるが、本当に必要なのは「自分のキャラが倒されるまでを、相手の視点でリプレイする」モードだと思う。本当に、自分が何でやられたのかさっぱり分からないまま終わるからだ。それを自分で分析できるようになるのは、相当ゲームに慣れないと無理だろう。

 杜王町を散策する気分を味わえるなら……とも思ったが、お察しのとおりゲーム中はとてもそんな雰囲気ではないし、施設が利用できるわけでも住人と会えるわけでもないので、町並みは障害物としての役割しか果たしていない。

 何より、星と翼のパラドクスのような「このゲームはゲームセンターでしかできない!」という体験ができるかどうかを考えた時、同じ500円を使うのであれば、どうしてもパラドクスの方にコインを入れたくなってしまう。


 ……と、ここまで長々と書いてきたものの、前言を翻すようだが、自分で遊ぶのではなく動画を見る分には非常に面白い。私が覚えた違和感も、PUBGやフォートナイトに慣れているようなプレイヤーなら何の問題もないのかもしれない。今後もゲームセンターで遊ぶことはなくても、動画は見てしまう気がする。その面白さを自分のものにできないのは残念ではあるが……。