オチにちょっと驚いたけど、この次のエピソードも普通にアップされていた(笑)。
酒場はアウェイにあった
今まで、リアル「ルイーダの酒場」には行ったことがなかったが、このコラボを機会に一度行ってみようかと思い立った。とはいえ、結果的にこのドリンクを頼むことはなかったのだけれど、理由は後程。
場所は秋葉原でも新宿でもなく六本木。六本木なんて、仕事で六本木ヒルズに来た時以来だ。
予約した時刻より多少早めに到着したので、適当に時間を潰そうとして驚いた。外苑東通りを行き来しても、ゲーセンはもちろん、本屋も電気屋も見当たらない。レストランに、居酒屋に、バーに……食事をする店ばかりが目に入る。たまに違う店があるかと思えば小洒落た家具の店かブティックくらいだ。
ふと、以前TRPGのコンベンションに手当たり次第に通っていた頃を思い出した。郊外のコンベンションで、集合時刻より早めに着いた時、やはり同じように「ゲーセンも本屋も電気屋も見当たらない」駅で、どうやって時間を潰そうか途方に暮れたことがあった。あの時の感覚と似ている。
目的地であるルイーダの酒場はこんな感じ。目立たないわけではないが、周りが周りなので、気付かないとそのまま通り過ぎてしまいそうだ。
これは予約した時点で分かっていたことだけれど、この店は基本的に、部屋を貸し切らない限りは「立ち席」のみなので、座ってゆっくりするという雰囲気ではない。また、これも店の名前で気づけという話だが「酒場」なので、アルコールの提供がある。しかし、昼間にアルコール飲料を頼むのはちょっと躊躇した。DQXコラボのドリンクを頼まなかったのは、全部アルコール飲料だったからだ。今回のコラボではない既存のメニューでも、例えばアンルシア王女をイメージした飲み物はアルコール入りだ。
結局頼んだのは「世界樹の雫」(グレープフルーツジュース?)だった。この店の面白いところは、コラボメニューをテーブルに置く時、それっぽい台詞をいちいち言ってくれるところだ。「これでMPを回復して次の敵(メニュー)と戦ってください」とか、なんとか。
お腹を空かせていったので、迷った挙句最初に頼んだのは「メダル王のピザ」。味は普通のピザだった(笑)。
量もちょうどいいかちょっと足りないくらいだったので、ついつい次にブラウニーを頼んでしまった。
出てきた瞬間「やられた!」と思った。ペルソナコラボカフェでハニトーの大部分を残してしまった苦い記憶が甦る。量が多いのだ(テーブルの大きさから察してほしい)。メダル王のピザが普通の量だったので油断した。どうやらパセラリゾートは「ハニトーが大きい」のではなく「スイーツ全般が大きい」らしい。ただ、今回はなんとか残さず食べ切れた。最初はこの後にエオルゼアカフェをはしごしようかと思っていたのだが、やらなくてよかった。この後に何か食べるのは厳しい。
落ち着いてから店内を見回すと、季節コラボではなく常設のためか、内装を含めて結構凝っている。食べ物のコラボメニューだけでなくゲームソフト自体も売っていたのはちょっと意外だった。
店を後にしてから、ふと後ろを振り返ってみた。
店の雰囲気も、食べ物も、店員さんの応対も悪くない。個人的には、このロケーションこそが、リアル「ルイーダの酒場」の一番ハードルの高いところだと思うのだが、いかがだろうか。