ファウンデーション ―銀河帝国興亡史〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: アイザック・アシモフ,岡部宏之
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1984/04
- メディア: 文庫
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プレイ回数も少ないゲームであり、ごく簡単に説明する(アマゾンにはトラベラーがなかったので代わりにアシモフの小説を)。
第三帝国は悪役ではない。地図の北にあるかどうかは…論ずる意味がないだろう。銀河系に東西南北はない。
トラベラーはスペースオペラを題材にしたTRPGだ。これに登場する「第三帝国」のモデルは、アイザック・アシモフのSFシリーズに登場する銀河帝国だと思われる。ネーミングからすると悪役のようだが、ドイツともナチス第三帝国とも関係はなく、普通に宇宙に進出した人類の庇護組織として発展し、衰退した星間国家である。
続編の「メガトラベラー」は帝国が皇帝の暗殺によって衰退した後の動乱期を描いている(アシモフの作品に登場する「第一・第二ファウンデーション」のような明確な後継組織は登場しない)。
印象に残っているのは、銀河帝国皇室に決闘法のような法律があって、相手を暗殺しても正当な皇帝の継承者として認められるという設定だったこと。TRPGとしては一番テクノロジーの進んだ時代を舞台にしていながら、まるで封建国家のような法律のギャップに驚いたのを覚えている。
…まぁ、辺境星域でしか遊んだことがないのでシナリオに関係してくることはなかったが。