PSP Goの意外な長所と欠点


 ちょっと実家に帰るのに、PSP Goを持っていったのだけれども、今まで気づかなかったGoの意外な機能に気がついた。


1.GoとPS3をUSBモードで接続すると、PS3上でGoに保存されている動画等の再生ができる。


 PS3自体に動画再生機能があるから当たり前といえば当たり前なのだけど、USBモードで接続するとGo本体のディスク領域とメモリースティックを両方外部メディアとして認識してくれるのが嬉しい。
 お陰で出かける前にTorneからコピーしてあったサマーウォーズが、コピー回数を減らさないまま実家のPS3で再生できた。もちろん実家のPS3にはTorneは接続されていない。これなら大画面でPSPの「ゲーム」をプレイしようとしない限り、特に外部出力用のHDMIケーブルも必要ないか。
 また、USBモードはGoの充電も兼ねているのでその意味でも助かる。


2.旧PS3でPS2ソフトを動かすと、接続しているGoのUSBモードが解除される。


 これは意外だった。PS3自体の電源が入っている状態でも、PS2ソフトを動かすとGoの画面に認識できない旨のメッセージが出る。PS2モードだとPS3側からGoの接続そのものは確認できないが、PS2モードを終了すると接続が切れた状態になっているのが確認できる。


3.バッテリーが完全放電した状態のGoは、USB機器から充電を行うことができない。


 順番が逆になってしまったが、実は2よりも前に3の現象が発生している。
 どういうことかというと、


 PS3でGoに保存した動画を鑑賞

   ↓

 そのままPS2のソフトをプレイ(この時Goに表示されたであろうメッセージには気づかず)

   ↓ 

 GoはUSBモードが解除されたまま、電源が入りっぱなし

   ↓

 一晩経ったらGoの画面は真っ暗、電源も入らず、USBケーブルを繋いでもうんともすんともいわない


 検索したら、同じ状態になって故障と勘違いした人が結構いるようなので、誰もが一度は嵌る罠なのかもしれない。
 Goのバッテリが完全放電状態になると、本体を充電待機モード、つまりUSB接続モードに変更することができなくなるため、AC電源を使わない限り充電ができなくなる。今回はたまたまAC電源を持ち歩いていなかったのが不運だった。AC電源を持ち歩いていれば、30秒程度バッテリを充電し、本体をUSBモードに切り替えてからケーブルを挿し直すことでPS3やPCなどからの再充電が可能になる。


 しかし、充電中と思っていたGoがまったく動かなくなったときはちょっと焦った。色々試した結果原因が判明したからよかったけど……。