名前が怖い


 「人間国宝館」って言われると、なんだか人間を展示してる博物館みたいに聞こえてちょっと怖いな。
 あとオープニングのテーマ曲でいちいち笑う。

最後に痛手

 ご存知のとおり、毎年今日と明日、そして新年にかけては一年のまとめのエントリを書いている。今年はかんぱにガールズ、星と翼のパラドクスと、ゲーム関連では寂しいニュースが多かったけれど、年末のこの時期にもう一つ寂しいことが起きてしまった。

 2006年に購入して以来頑張ってくれていた初期型PS3が、ついに起動しなくなってしまったのだ。

 発端は、年末の掃除&片付けのついでに、PS3の起動確認をしたことだった。コントローラーが赤点滅になり、反応しない。これは充電待ちの状態だが、今までに比べかなりの時間待っても充電が終わらない。この時点ではコントローラーの故障を疑った(コントローラーの予備は持っていた)。本来PS3の電源は、UI上から落とす必要がある。しかしコントローラーが効かなかったため、直接電源ボタンを押した。この時点では強制終了ではなかったが、単なる起動テストだったため、画面の表示を確認しないで電源を切ってしまった。この操作によって壊れたとは思えないが、復旧の可能性を低くしたかもしれない。
 しかし、電源がいつまで経っても落ちない。いわゆるRRODではないので、熱暴走によるはんだ付けの溶解などではないが、ランプがいつまでも消えないということは、ディスクチェックに時間を要しているということらしい。

 半日以上待っても電源が切れず、仕方なく電源を強制切断して再起動したところ、今度はファイルシステムの再構成が終わらなくなった。同じ箇所を何度もリピートし続ける。セーフモードでやり直しても、画面がブラックアウトしたままだ。
 恐らくディスク異常だろう。その点では、RRODよりは望みがある。ディスクを交換すれば動作する可能性があるからだ。ただ、問題は対応を謳ったHDDがもうないことと、ディスク交換によって経年劣化した他の部材に影響を及ぼす可能性があることだ。


 実のところ、PS3はもう一台確保してある。最後期の軽量型である。実際に使っていたのは初期型だったが、正直にいうと、起動するたびに緊張していた。当初から言われていたように、ただでさえギチギチに詰め込まれた筐体はかなりの高温になる上に、部材の寿命も限界。電源を入れるたびにいつ壊れやしないかと不安だったので、念のために予備を確保しておいたのだ。
 それなら騒ぐほどのこともない──なんてことはない。PS3の初期型が動かなくなることで、PS2のソフトを動かせなくなってしまった。これはPS2の本体を中古で買っても解決しない。PS2のソフトを、非公式の変換ツールなどを使わずHDMIに出力できるハードウェアは、初期型PS3以外に存在しないからだ。
 私自身、所有するソフトの数でいうとPS1時代のソフトが圧倒的に多く、FF11を始めて以降となるPS2のソフトはそれほどないが、それでも未だに遊んでいるソフトが数本ある。
 一番残念なのはペルソナ4だ。



 こちらは復旧作業に悪戦苦闘している間にセーブデータも消えてしまった。元々メモリーカードから移植したデータなので、カード内にはデータが残っているかもしれないけれど、その確認手段も一緒に消失したことになる。ただ、ペルソナ4自体はPSVitaに移植されているので(それだって現行機ではないが……)、そちらをプレイするという方法は残っている。


 次にSVCCHAOSとCAPCOMVSSNKミレニアムファイトである。こちらはRPGと違いセーブデータこそ惜しくはないが、権利関係が複雑なのか移植すらもされていないので、PS2版が起動しなくなったことで本当に再プレイ不可能になってしまった。残念だ。

 



 後は、初期型の6年後に発売されたCECH-4000がどれくらい保つものなのか。初期型に比べるとかなりシンプルな作りに最適化され、放熱も気にならないので、それなりに寿命は長いと信じたいが……。