世界は崩壊した。しかし……。

アルシャードガイアRPG クロスオーバーサプリメント リーフワールド (ログインテーブルトークRPGシリーズ)


 先日紹介したリプレイ「襲来! コスモマケドニア!!」でギャッラルホルンが吹かれ、崩壊したアルシャードの世界のその後を描いたワールドガイド。グレートディメンジョンとセットで使うようなイメージである。FFの世界、ガイアの世界、天羅の世界がその後どうなったのか──田中天さんの一言のせいで(?)どれだけの人間が被害を蒙る羽目になったのかがよくわかるようになっている(笑)。


 とりあえず私自身一番気になっていた天羅については「“リーフワールド”に掲載されている今回のギャッラルホルンによる影響を無視してキャンペーンを進めてよい」と書いてあるので、多分私がプレイする時はそうする。というのは、天羅世界には現時点で「天使」という絶対悪が存在するので、これと同じ絶対悪の「奈落」を平行して登場させるのはプレイに混乱を招くからだ。また、天羅をプレイするのに必要なルールブックの数が4〜5冊(グレディメ、リーフワールド、ALF、ALG等)増えるというのも地味にきつい。天羅はそもそも世界設定がかなり「重い」ので、自分がGMをする時は「界渡りは禁止」にしないとちょっと制御できない気がする。


 たぶん、推奨されるプレイスタイルとしてはグレディメ、リーフワールド採用の「界渡り専用」のキャンペーン(リプレイでいうと「アルシャード・クロスオーバー」と銘打たれているのがそれ)だろう。現時点で既に走っているALFやALGや天羅のキャンペーンに途中からこの設定を盛り込むのというのは難しく、かなりの工夫をしないと「混ぜるな危険」になりそうだ。中でも相性がよさそうなのはALGで、天羅がその対極にあるというのが個人的な印象だ。