3DダンジョンRPGへの憧憬・とりあえずここまで

 ところで、私は最初のエントリで「少なくとも日本のコンピュータRPGにおいて、3Dダンジョンは「勢いがあった」と言われるほど主流を占めたことはない」と書いた。いろいろ調べてみたが、世界樹の迷宮が発売されるにあたり「3DダンジョンRPGの復権」をうたった時、ネットでも色々な反響があったようだ。世界樹の発売でジャンルが活性化することを望む声から、3DダンジョンRPGは衰退した訳ではなく(特に海外では)形が変わっただけであり、珍しくもなく復権という言葉はあたらないという声まで色々な意見が見受けられた。
 一つの答えがここにある。




(画像はこちらからお借りしました)


 世界樹以降このジャンルのゲームの発売本数が激増しているのは歴然だ。海外での経緯などはどうあれ「世界樹の迷宮」の存在が日本市場においてこのジャンルを活性化させたのは、間違いのないところだろう。インタビュー記事で私が何より一番評価したいのは、日本で3DダンジョンRPGを作り、今後も作ろうという開発者がこれだけいて、熱意を持って未来のことを考えているという点、そこは3DダンジョンRPG好きとして非常に嬉しい。
 世界樹をきっかけに勢いを盛り返した3DダンジョンRPGが、一つのジャンルとしてこの先も作品が発売され続けていくことを願ってやまない。