もしもセイバーが

http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im1608325


 もしもZeroに参戦したのが赤い方のセイバーだったら? というネタで連作を描いている方の作品をご紹介いたします(一番わかりやすいので5話目を貼らせていただきました)。
 誰もが考えることは同じということで……(笑)。

対戦予想

 さて、もし実際に第4次聖杯戦争に召喚されたのが赤セイバーだったらどうなっていたか、勝手に予想してみる。
 とはいえ、正直にいうとかなり厳しい。スキル「皇帝特権」により、青セイバーよりは様々な局面に対応できるものの……。


セイバー(EXTRA・赤)

VSアーチャー

 第4次最強のサーヴァントだけあって、どうやっても勝ち目が見えない。彼女の宝具「アエストゥス・ドムス・アウレア」は4次ライダー同様「固有結界を展開するタイプ」の宝具であり、防御力がまるでない*1ため乖離剣エアを防ぐ手段がない。仮にも王を名乗るセイバーに対し、いくらアーチャーでも慢心からのうっかりを発動するとも思えないし……。
 唯一勝ち目があるとすれば、アーチャーがバーサーカーと戦って消耗した時に戦うことか、あるいは切嗣の作戦通り、セイバーがアーチャーをひきつけている間に直接時臣を暗殺するくらいしかない。

VSライダー

 これはもう、アエストゥス・ドムス・アウレアとアイオニオン・ヘタイロイがぶつかり合ってどちらが勝つかという勝負に近いのではないだろうか。仮にもセイバーのクラスで召喚され、名のある剣を手にする赤セイバー。一騎打ちなら宝具の加護の下ならライダーを切り捨てることはできそうだが、問題は周りの軍勢をどうするか。乖離剣エアやエクスカリバーと異なり赤セイバーの「アェストゥス・エウトゥス」は対軍兵装ではないので、一人一人がサーヴァントクラスの強さを持つアイオニオン・ヘタイロイに打ち克てるかどうか……。

VSランサー

 アエストゥス・ドムス・アウレアを展開できれば、正面きっての斬り合いならば勝ち目がありそうだ。宝具が武器でないので、仮にゲイ・ジャルグとゲイ・ポウの攻撃を受けても他のサーヴァントほど不利にならないのではないだろうか。正々堂々戦いを挑んでくるあたりも、赤セイバーの宝具にとっては有利な状況を展開しやすいと思われる。ただ、問題はセイバークラスとは思えないほどの赤セイバーの抗魔力の低さ。初見でチャームを食らったらある意味で笑える展開になりそうだ(上で紹介した4コマにもそのネタがある)。

VSキャスター

 海魔を一撃で消滅させるような能力を、赤セイバーは持ち合わせていない。ただ逆に5次キャスターのように魔法を自在に駆使してくる本来の意味での魔術師を相手にするよりは、抗魔力の低さが不利に働かないためましに戦えるかも。彼女の場合、むしろマスターの方を問答無用で切り捨てそうだ。おそらく赤セイバーの美学にはもっとも合わない相手だし。とはいえ、キャスターを狙うことはマスターが許さないかもしれない。

VSアサシン

 第4次においては本領を発揮しないまま戦線を外れたアサシン。赤セイバーが相手であっても恐らくそれは変わらず、皇帝特権で様々なスキルを身につけることができる赤セイバーを本来の意味で暗殺するのは難しいと思われる。アイオニオン・ヘタイロイで蹂躙された時の描写を見ても、赤セイバーの宝具をアサシンが防ぐことができるとはちょっと考えにくい。

VSバーサーカー

 アサシンと並び、比較的赤セイバーが有利に戦える相手。何しろ赤セイバーの最強宝具はナイト・オブ・オーナーの影響を受けない(物体ではないので)。スキル「皇帝特権」も、バーサーカーの宝具やスキルでは無効化、無力化できる類のものではない。もちろんアロンダイトの一撃を受ければ赤セイバーも倒されるかもしれないが……。ただ、逆にバーサーカーの側が赤セイバーには興味を示さないだろう(縁も所縁もない相手だから)。

*1:ゲーム中の能力でも敵の防御を無視する&ステータスアップの能力