昨日の続き

 ロールアンドロールのお話。

 今回の特集記事は緑一色さんの「スピタのコピタの!」が100回記念という記事だった。創刊号から皆勤賞らしい……ってあれ? ロールアンドロール自体が94号なのになんで皆勤賞で100回なんだ? と思ったけど、よくよく考えたら確かに今まで何度か1号に数回分いっぺんに載っていた時があった気がする。
 アンケートで常に一、二を争う人気記事だと書かれているけど確かにそれもよくわかる。毎回そのゲームの面白さを十二分に引き出した漫画をよく描けるものだと驚くことしきりだ。もっとも、それがスピコピの最大の弱点でもある。


 要するに、作者の緑一色さんが面白い人なので、どんなゲームをやっても面白くなってしまう(あるいはそう描く技量に優れている)のだ。


 だから、スピコピで面白そうだったからというのは、ゲームを選ぶ基準にならない。知り合いにもそういうプレイヤーさんが何人かいるが、どんなクソゲーでも彼らは面白く遊んでしまうからだ。*1私から見るとうらやましい話なのだが……。
 一つだけ残念なのは、いわゆるFEAR系のゲームがほとんど入っていないこと。基本的に掲載誌がサポートしていないので仕方のない面もあるが、連載を持っているにも関わらずカオスフレアが1回しか遊ばれていないのは残念だ。版上げ後は一度も取り上げられていないことになる。
 今度は是非カオスフレアSCで遊んでみてください。お願いします。*2

*1:スピコピで取り上げられてるのがクソゲーだという意味ではないので念のため。100回もやれば遊びやすいタイトルもそうでないタイトルもある、という意味である。

*2:とはいえ、緑一色さんのプレイレポートの描き方はプレイ中に発生するアクシデントを面白おかしく描く手法なので、セッション進行を補助するシステムのあるゲームとは確かに相性があまりよくないのかもしれない。勝手な想像だが。