大は小を兼ねません

Apple、iPhone 5を発表。国内でも9月21日から発売 〜iPhone史上初めてアスペクト比とDockコネクタを変更


 うーん……iPhoneはともかくiPodTouchは使っているので、どんなモデルチェンジになるか注目はしていたが、やはり事前の噂通りだったか……。
 これ、あちこちの記事を見てるんだけど、引用元のこの記事も含めてすごく表現に気を使っている感じがする。タイトルしか見てないが、否定的な評価をしているのはニコニコの有料配信記事くらいじゃないだろうか。しかし、はっきり「縦に大きくなった」とすら書いてないのはどうかと思う。高さが高くなったとか解像度が増えたとだけしか書いてないと「嵩張るようになった」という事実をスルーしてしまう人が多い気がするんだけど。
 私は今回とりあえず、相当性能が向上していない限りは見送りだ。私の用途では縦が伸びても全然メリットがないし(電子書籍のほとんどは今のアスペクト比にぴったりか、むしろ横幅が足りない)、ポケットに入れづらくなるとかデメリットの方が大きい。特にほとんどの上着の胸ポケットからはみ出してしまうのがきつい。薄くなって軽くなったというけれど、Touchでは重さは15gくらいしか違わない(元々iPhoneよりは軽い)。むしろ今は、値下がりした旧型式のiPodTouchを買い占めておいた方がいいのかどうか真剣に迷っているくらいだ。
 画面構成比が16:9になるからワイド画面の動画が見やすくなる、というのをメリットに挙げる人もいそうだが、残念なことにタイミングが悪すぎる。今月末には著作権法が改正され、自分が所有する手持ちのDVDをiPhoneやiPodTouchに入れることすらできなくなる(たぶん)から、ストリーミング配信動画くらいでしかメリットを享受することはできないと思われる。


 それはそうと、3DSLLもそうなんだけど、新機種の方が大きくなるというのは何故なんだろう? 技術が進んだ方が小さくできると思うんだが。大きくなった方が見やすいでしょ、っていう人もいるけど、携帯するガジェットの場合、そもそも持ち歩く気にすらならなかったら見やすいとか使いやすい以前の問題なのだが……。