もうリプレイが!


 今回はカウンターグロウやトータルエクリプスの時と違ってサプリ的な面はなく、純粋にリプレイのみ。執筆者は「アリアンロッド・リプレイ・レジェンド」シリーズの丹籐さん。GFのリプレイに新章を加筆した形になっている。
 GFのリプレイを読んでいたにも関わらず、イラストが全部弘司さんの書き下ろしに代わっていたので「あれ? これ稲葉さんのリプレイだったっけ?」と思い違いすることしばしば。しまいには「稲葉さん、今回のクライマックスフェイズにはギミック仕込まなかったんだなー」とかぼんやり考えてしまう始末。
 「まことの騎士」のコンビ打ち殺戮者(いきなり最初のラウンドで射手が持っている弓を捨てる)とか、「ヴァニティ・エンジェル」「ビューティフルデイズ」の天罰(ネメシス)を使った仕掛けとかを見る限り、稲葉さんはクライマックスフェイズを凝るのが好きで、逆に丹藤さんは戦闘自体はすごくシンプルに──ってああ、そうでもないか。丹籐さんもタイガー必殺拳とか闇月無明剣とかいろいろやってたな、そういえば(笑)。
 っていうか、二人のリプレイは全然雰囲気が違うから混同する要素は本来全然ないんだけども。二話目のリサをめぐるエピソードとか、いかにも丹藤さんのリプレイ、って感じがする。
 しかし、NOVAでロックシンガーといえば“アマデウス”だったのももう遠い昔の話なんだな……。